ニューヨーク・ドールズのメンバーが死亡

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NYの伝説パンク・ロックバンド、ニューヨーク・ドールズのオリジナルメンバー、アーサー・ケインが、7月13日(火)、白血病による合併症のためロサンゼルスの病院で死去した。55歳だった。7月16日(木)付のAP通信によれば、ケインは数日前から風邪に似た症状を患っていたが、病院で診察を受けるまで白血病のことは本人も知らなかったとバンドのマネージャーが話している。グループは奇跡的な再結成を果たし、今年9月に来日が決まっていた。

メンバーは突然の訃報に動揺している。ヨーロッパを訪問中だったデヴィッド・ヨハンセン(Vo)は次のような声明を発表した。

「アーサーは白血病で死亡した。彼が白血病だとは知らなかった。入院した日の午後になって初めて分かった。……観客がアーサーの名前を叫ぶとき、彼のはにかんだ笑顔が蘇るだろう。彼は今、遠い昔にいた場所へ戻った」。

グループは8月11日にニューヨークで予定されているパフォーマンスを決行するという。

ニューヨーク・ドールズはすでに3人のメンバーを失っている。オリジナルドラマーのビリー・マーシアが'72年に飲んでいたコーヒーを喉に詰まらせ死亡。'91年にはギタリストのジョニー・サンダースが薬物の過剰摂取で死去した。翌'92年、マーシアの後任を務めたジェリー・ノーランが脳卒中で死亡している。

T.Kimura
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