<メタモルフォーゼ04>ライヴ・レポート到着!
’04年8月28~29日に苗場で行なわれた国内最大級のダンス系野外フェス<メタモルフォーゼ>。お昼過ぎに現地に到着すると、既に長蛇の列が。ストリクトリーなレイヴ・ファッション、あるいはアウトドア・ウェアに身を固めた観客の大半が、テント等の大荷物を抱えている。中へ入ると、大きなステージが視界に飛び込んできた。メインの[ソーラー・エリア]だ。その右横にはテント・サイトが延々と伸びている。
フード・エリアを抜け、[ルナ・エリア]に到着すると、Calmが「スエニョ・ラティーニョ」をプレイ中。その後は瀧見憲司が登場し、さらに狂乱度合いを高めていく。瀧見はハウスやテクノ、もはやトランスとも形容不可能な“暴動系の周波数”をフロアに撒き散らし、圧巻のプレイだ。
夜の11時にはアフリカ・バンバータを観ることに。ヒップホップの生きる伝説、アフリカ・バンバータ。編成はバンバータによるDJに、MC3人というもの。ヒップホップ以外にもトランシーなブレイクビーツを交えながら展開した内容は、意外や意外に屈託のないパーティ・ミュージックだった。
バンバータのかける「ジャンプ・アラウンド」が爆音で響く中、テントに戻ると疲れがドッと押し寄せてきて休憩してしまい、ハッと目を覚ますと既に朝4時。夜明けがもうそこまで迫っている!…と、フラフラになりながらテント村から這い出て[ソーラー・エリア]へと向かう。
ステージの背面にはサイケデリックな映像がハレーションを起こしていて、そのスクリーンの前にはアレックス・パターソンがいた。この日はどうやら限りなくDJに近いライヴのようだ。NW~ダブ~テクノを横断する彼ならではの逸脱しまくったプレイが闇夜に染み込んでいくのを観ていると、暗闇の中に白々と光が混じってくる。野外ならではのカタルシス、夜明け。去年の神懸かり的な夜明けには及ばなかったものの、晴れ間も見え、なかなかのまどろみがあった。
その後は、朝6時からのスティーヴ・コーティ(チキン・リップス)によるDJで踊り尽くす。何故か闊歩するロボットや鳥みたいな着ぐるみと共に、エキセントリックなディスコやクリック・ハウスが響き渡る朝だった。
テクノからハウス、ジャズのインプロ・バンド、ヒップホップ、音響系まで……幅広いジャンルを呑み込んだ今年の<メタモルフォーゼ>は、朝の10時過ぎに終了。ありとあらゆるものが混在し、それがそのまま投げ出されたような雰囲気は、前年にはない“2004年モード的”なものだったかもしれない。
フード・エリアを抜け、[ルナ・エリア]に到着すると、Calmが「スエニョ・ラティーニョ」をプレイ中。その後は瀧見憲司が登場し、さらに狂乱度合いを高めていく。瀧見はハウスやテクノ、もはやトランスとも形容不可能な“暴動系の周波数”をフロアに撒き散らし、圧巻のプレイだ。
夜の11時にはアフリカ・バンバータを観ることに。ヒップホップの生きる伝説、アフリカ・バンバータ。編成はバンバータによるDJに、MC3人というもの。ヒップホップ以外にもトランシーなブレイクビーツを交えながら展開した内容は、意外や意外に屈託のないパーティ・ミュージックだった。
バンバータのかける「ジャンプ・アラウンド」が爆音で響く中、テントに戻ると疲れがドッと押し寄せてきて休憩してしまい、ハッと目を覚ますと既に朝4時。夜明けがもうそこまで迫っている!…と、フラフラになりながらテント村から這い出て[ソーラー・エリア]へと向かう。
ステージの背面にはサイケデリックな映像がハレーションを起こしていて、そのスクリーンの前にはアレックス・パターソンがいた。この日はどうやら限りなくDJに近いライヴのようだ。NW~ダブ~テクノを横断する彼ならではの逸脱しまくったプレイが闇夜に染み込んでいくのを観ていると、暗闇の中に白々と光が混じってくる。野外ならではのカタルシス、夜明け。去年の神懸かり的な夜明けには及ばなかったものの、晴れ間も見え、なかなかのまどろみがあった。
その後は、朝6時からのスティーヴ・コーティ(チキン・リップス)によるDJで踊り尽くす。何故か闊歩するロボットや鳥みたいな着ぐるみと共に、エキセントリックなディスコやクリック・ハウスが響き渡る朝だった。
テクノからハウス、ジャズのインプロ・バンド、ヒップホップ、音響系まで……幅広いジャンルを呑み込んだ今年の<メタモルフォーゼ>は、朝の10時過ぎに終了。ありとあらゆるものが混在し、それがそのまま投げ出されたような雰囲気は、前年にはない“2004年モード的”なものだったかもしれない。
写真撮影/文:岡本 俊浩
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