東名阪を駆け抜けたライヴは、現代人の渇いた感情を潤す心のビタミン!

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取材・文●水越真弓

コンピレーション・アルバム


カジヒデキの新曲が聴ける! サッカーのコンピレーション・アルバム
「FOOTBALLING WEEKENDERS VOL.3 WE ARE THE BEST~UNBEATABLE ARSENAL~」

V.A.
felicity/2,500円(税込)/発売中


イングランドのサッカーチーム、アーセナルの応援歌を集めた一枚。スペシャル・トラックとして、イングランドのサッカーを愛するカジくんが作ったフットボールソング「Pass the pz」と「Footy boots」の2曲が収録されている。


オフィシャル・サイト

http://www.1fct.com/kajihideki/


<オフタイム・レポート Part1>
2004年9月12日(土) 心斎橋クラブクアトロ


ツアー初日は大阪。以前、大阪のFM局(FM 802)でレギュラー番組を持っていただけあって、現地のスタッフもファンも、カジくんを温かく迎え入れてくれた。

まずは今回のツアーに同行したバンドのメンバー紹介から……。ギターは、デビュー当初からカジ作品に欠かせない人物で、過去のライヴでも何度も演奏しているASH。常に冷静沈着で、カジくんにとっては頼れるアニキ的存在。キーボードは、同じく古い付き合いで、カジくんとドッツ・アンド・ボーダーズというユニットを組んでいたこともある堀江博久氏。MCにフォローを入れたり、たまにチャチャを入れたりして素のカジくんを引き出す様は、懐の広~いお父さんって感じ。そしてドラムは、初期2枚のアルバムではディレクターを務め、スウェーデンのタンバリン・スタジオでカジくんとの共通の思い出をたくさん持っている荒川康伸氏。ステージ後方から軽快なリズムでカジソングを支える姿は、まるで息子に深い愛情を注ぐ母親のよう。

スウェーデンからのスペシャル・ゲスト2人もご紹介しましょう。最新アルバムをカジくんと共に制作した人物で、今回のツアーではオープニング・アクトもこなしたルードヴィック・ボス。本編のステージではギターにキーボード、コーラスに加え、キュートなダンスも披露! 会場を大いに湧かせてくれました。それから、「Pass the pz」でステキな歌声を聴かせてくれたキャロラインは、かつてタンバリン・スタジオで仕事をしていた時にカジくんと知り合った女性で、今ではすっかりお友達に。彼女の本業はミュージシャンではなく音楽関係の仕事をしているそうだけど、「Pass the pz」の実際のレコーディングに歌で参加していて、今回のツアーにも友情出演してくれたのです。

そんな最強のメンバーに支えられて、楽しい時間はあっという間に終了。ライヴが始まる前は、初日ならではの緊張感でいっぱいだったみたいだけど、のっけから大歓声で迎えてくれた大阪のファンに乗せられて、カジくんの思いも爆発! 終演後には「楽しかった」、「みんながノッてくれて本当に良かった」と満面の笑顔。こうしてツアー初日は見事、大成功となったのでした。


<オフタイム・レポート Part2>
2004年9月13日(日) 名古屋クラブクアトロ


大阪でのステキな余韻を胸に、新幹線で名古屋へ移動。バンド形式での名古屋ライヴは2年ぶりで、この日を楽しみに待っていたファンのみんなの熱気で開演前から場内はヒートアップ!

1公演終えたことで、バンドのグルーヴも結束力もさらに高まった様子。さらに、MCではリラックスした表情も見せてくれた。ルードヴィックを講師に仕立てて、ニューアルバム『lv songs』のスウェーデン語の正しい発音をみんなで復唱したり。バンドのメンバーとの思い出や自らの曲に対する説明をゆっくり時間をかけて語るカジくんの姿に飽きたのか、キーボードの堀江くんがグルグル腕を回して準備運動する姿に客席から笑いが起こったり……。そんな微笑ましい光景に、女性ファンから「カワイイ~」という声がかかる。そしてステージ上のメンバーも客席のみんなも、心から楽しそうな笑顔を浮かべたままアンコールへ。

客席からの熱烈な「ヒデキ!」コールに少し照れながらも、思いっきりハートフルでアグレッシヴなステージを見せてくれたカジくん。終演後は名古屋の夜を楽しむ間もなく、すぐさま東京へ。でも、きっと新幹線の窓から見える名古屋の街を眺めながら、ファンのみんなの笑顔を思い出して、幸せな気分に浸っていたことでしょう。そしてツアー最終日に向け、新たなやる気をみなぎらせていたに違いありません。


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