ジェイ・Zがデフ・ジャムの社長に就任

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ジェイ・Zが来年より、名門ヒップホップ・レーベル、デフ・ジャムの社長に就任すると、AP通信などが報じている。

デフ・ジャムの親会社であるアイランド・デフ・ジャム・グループ側やデフ・ジャムの設立者であるラッセル・シモンズが、ジェイ・Zに対してデフ・ジャム社長というポスト就任への打診を行なっている噂はここ1、2ヶ月前から流れていたが、12月8日、ついにアイランド・デフ・ジャム・グループのチェアマン、アントニオ“LA”リードによって、ジェイ・Zの社長就任が発表された。

ジェイ・Zが正式に社長として就任し、業務を開始するのは年明けの1月3日からで、デフ・ジャムの他に、同じくアイランド・デフ・ジャム・グループに属し、そしてジェイ・Z自身が設立したロッカフェラ・レコードも引き続き指揮することになる。

ジェイ・Zは「私はヒップホップ界で最も重要なブランドであるデフ・ジャムとロッカフェラの二つを継承することになった」との声明を発表。そして、「LA・リードとユニバーサル・ミュージック・グループは、私自身のキャリアに深く関わってきたこの会社の経営をするという機会を与えてくれた。これは私自身とアーティスト界全体にとっての大きなステップだ」と続けている。

また、アントニオ“LA”リードはジェイ・Zのビジネス面での才能を賞賛し、「素晴らしい遺産を残してきたデフ・ジャムを経営し、次の新たな時代を作り上げることができるのは、ヒップホップ界に於いて彼以外の適任者はいない」とコメントしている。

また、関連ニュースとしては、ジェイ・Z、デイモン・ダッシュらの保有していたロッカフェラ・レコードの50%分の権利がアイランド・デフ・ジャム・グループに1,000万ドル(約10億4,000万円)で売却されたと報じられている。すでにアイランド・デフ・ジャム・グループは'97年にロッカフェラの50%分の権利を150万ドル(約1億5,600万円)で取得済みで、今回の売却でロッカフェラの権利は100%、アイランド・デフ・ジャム・グループが保有することになった。

K.Omae, LA
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