コールドプレイのクリス、「嫌いでも買え!」

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コールドプレイのフロントマン、クリス・マーティンが、何かと批判されることの多いバンド・エイド20のシングルを擁護する発言をした。人気アーティストが多数参加したバンド・エイド20の「Do They Know It's Christmas?」は、現在、2週連続でチャートのトップを飾っているが、曲の出来に関しての評価が極めて低い。

“歌詞が良くない”“押し付けがましい”などという批判がある中、マーティンは「(このプロジェクトで)大事なのは曲の良し悪しではない」「好きだろうが、嫌いだろうが、買うべきだ」と反論した。

ITVの政治番組『The Jonathan Dimbleby Programme』のインタヴューで、マーティンはこう話している。「歌詞が何だって? バンド・エイド批判はうんざりするほど聞いた。でも俺にしてみれば、これは歌詞とか曲の問題じゃない」「曲が最低、歌詞が最低とか言ってるのは、貧しい大道芸人の前を通りかかって、彼の歌が気に入らないから金をやらなかったっていうのと同じだよ。歌は良くないかもしれないけど、彼が寒さに震えてるのくらいわかるだろ」「曲じゃないんだ。飢餓に苦しむ人々がいるっていうのが問題なんだ」

マーティンはまた、子供が生まれたことで世界を変えなければいけないと強く感じるようになったとも話している。「このままじゃ、世界はどんどん悪くなる。貧しい人々だけじゃなく、みんなにとって悪くなる。俺は、世界の終焉なんて見たくない」

マーティンは今回のインタヴューで、普段の穏やかなイメージとは違う厳しい面を見せた。

Ako Suzuki, London
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