グラミー賞:ヒップホップ/R&Bアーティストの活躍

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2月13日に行なわれた第47回グラミー賞でのヒップホップ/R&Bアーティストの活躍をまとめてみよう。

まず、ヒップホップ/R&Bアーティストとして最多受賞を果たしたのはアリシア・キーズで、最優秀R&Bアルバム、最優秀女性R&Bボーカル、最優秀R&Bデュオ/グループ・ボーカル、最優秀R&Bソングの4部門を受賞。今回、最多の10部門でのノミネートで最も注目を浴びていたカニエ・ウェストだが、結局は最優秀ラップ・アルバム、最優秀ラップ・ソング、最優秀R&Bソングの3部門での受賞で終わった。そして、アッシャーは最優秀R&Bデュオ/グループ・ボーカル、最優秀コンテンポラリーR&Bアルバム、最優秀ラップ/歌コラボレーションと、カニエ・ウェストと同じく3部門を受賞している。

以上のように事前予想に反して、主要部門での受賞が芳しくなかったヒップホップ/R&Bアーティスト勢であるが、ライヴ・パフォーマンスの面では大活躍しており、まずオープニング・アクトとしてブラック・アイド・ピーズが登場して「Let's Get It Started」を授賞式の幕開けを演出。アリシア・キーズはオーケストラと共にピアノを奏でながら「If I Ain't Got You」を披露し、更にクインシー・ジョーンズ、ジェイミー・フォックスと共にレイ・チャールズの代表曲の一つ「Georgia On My Mind」をカバーした。カニエ・ウエストは教会のセットをバックにして非常に凝ったステージングで“Jesus Walk”で喝采を浴び、そしてアッシャーはジェームス・ブラウンとの競演で授賞式の終盤を盛り上げた。

K.Omae, LA
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