ブライアン・ウィルソン、MOJOのトップ・アルバムに

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音楽雑誌『MOJO』の読者が投票した『2004年のトップ・アルバム・ベスト10』で、ブライアン・ウィルソンの『Smile』が1位に選ばれた。『Smile』はもともと'67年にリリースされる予定だったが、当時ウィルソンが神経衰弱を患ったため完成すること出来ず“ロスト・アルバム(失われたアルバム)”と呼ばれていた。'03年にオリジナル・テープを聴き直したウィルソンが再度レコーディングし、日の目を見ることになった。また、同アルバムをフィーチャーしたウィルソンの<スマイル・ツアー>も、昨年のベスト・イベントに選ばれた。

ウィルソンは1位に選ばれた喜びを、マガジン宛の手紙でこう綴っている。「勇気付けられた。今年最大の出来事だ。また英国を訪れるのが楽しみだ。でもその前にしばらくスタジオへ入るよ。『Smile』の評判があまりにも良かったから、新曲を作ることにしたんだ。この前ロンドンを訪れたときから、ずっと書き溜めてるんだよ」ウィルソンは次作は、ビーチボーイズの名作『Pet Sounds』のような“究極の愛の表現”になるだろうと付け加えている。

MOJOマガジンの読者が選んだ<'04年のトップ・アルバム>は以下の通り。

1.ブライアン・ウィルソン『Smile』
2.ニック・ケイブ&ザ・バッド・シーズ『Sbattoir Blues/Lyre Of Orpheus』
3.モリッシー『You Are The Quarry』
4.フランツ・フェルディナンド『Franz Ferdinand』
5.マーク・レネガン・バンド『Bubblegum』
6.ザ・ストリーツ『A Grand Don't Come For Free』
7.トム・ウェイツ『Real Gone』
8.ロレッタ・リン『Van Lear Rose』
9.U2『How To Dismantle An Atomic Bomb』
10.ウィルコ『A Ghost Is Born』

Ako Suzuki, London
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