大貫憲章、ロングインタヴュー

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──LONDON NITEのコンピ盤第3弾『LONDON NITE 03-SONY EDITION 2005』が完成しました。今回はメジャーレーベルからのリリースなんですね。

大貫憲章(以下、大貫):今回は、クラッシュをどうしても入れたいという気持ちがあったので、(音源を持っているレーベル)ソニーさんと話をさせていただいて。こういうふうになりました。

──本作はクラッシュからブー・ラドリーズまでロックシーンを支えたバンドがメインでありながらも、前2枚と同じく初耳のインディーズ・バンド勢も多くいるような。

大貫:でも、前2作と比べると全然メジャーですよ。今回はLONDON NITEのクラブヒッツというか。ここで盛り上がっているものばかりを集めている。だからかなりメジャーなものばかりが入っているんですよ。だから、普通にポップスを聴いてた人だったら、耳にしたことがあるアーティストが結構入ってますよ。あと、テーマがLONDON NITEが始まって25周年ということで、始めた頃の80年代初頭の曲も大きくフィーチャーしてます。

──つまりはこれは「LONDON NITE入門編」って感じの内容なのでしょうか。

大貫:そうですね。かなりそれはありますね。非常にわかりやすいと思うんですよ。昨今の80'sリバイバルの流れにもシンクロしていると思うし。別に同調したワケではないんですけど(笑)。

──大貫さんが、今回のコンピで入れたかったクラッシュのナンバーですが、なぜ「アイ・フォート・ザ・ロウ」をセレクトしたのでしょう?

大貫:単純にロンドンナイトで受けるクラッシュの曲がこれなんで。クラッシュはどれを入れても思い入れが強いんですよね。でもこれは自分のために作っているんじゃなくて、お客さんのためなんで。自分のためだったら全然別のものを入れますから。

──では大貫さんのためのコンピ盤だったら、何を入れますか?

大貫:「イングリッシュ・シヴィル・ウォー」かなぁ。でも「アイ・フォート~」は厳密に言うと、クラッシュの曲じゃないですからね。TVCMなんかで使われて、すっかりクラッシュの曲になってるけど。まぁ曲自体すごくいいし。今でも一番盛り上がるときにかける曲です。

──なかにはメジャーな曲以外にも、このコンピだけでしか聴けないインディーズ・アーティストの音源も収録されてますね。

大貫:うちのDJたちが輸入盤でいろいろと買ってきて、そのなかで何回かかけるうちに、ウケるものも出てくるじゃないですか。これらは、ここ最近かけててウケのいいもの。なのでLONDON NITEにとってはお馴染みのナンバーなんですよね。

──あと、パンク/ロック・チューンに交じってワム!とか、80年代ポップスの王道アーティストも収録されてますよね。“パンク/ハードコア”ってイメージのLONDON NITEのイメージとはちょっと違うような。

大貫:それはあくまでもイメージですね。藤原ヒロシに言わせると、彼が通っていた頃(84年頃)には、パンクなイメージはまったくなかったって。初期の頃はニュー・ロマンティックス。もちろんパンク、ニューウェーブを同じ分量でかけてましたけどね。


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