ニュー・オーダー、2枚のアルバムを同時に完成した理由

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ニュー・アルバム『Waiting For The Siren's Call』を発表したばかりのニュー・オーダーは、同作と一緒にもう1枚の作品を完成しているが、それはアルバム制作に時間のかかることで有名な彼らには珍しいこと。ベースのピーター・フックは、その理由をXFMでこう説明した。

「正直言って、こんなに多くの曲が出来るのは俺たちにとって、すごく珍しいことだな。アルバムを出すと、いつも最初に「どうして、こんなに時間がかかったんですか?」って質問されるんだ。でも2枚同時に作っておけば、この質問はできないだろ」

それに今回はヴォーカリストのバーナード・サムナーが、珍しく理解を示してくれたからだという。「いくらアイディアが浮かんでも、バーナードにやらせてもらえないってことが多いんだ。彼に人生を台無しにされるのは慣れてるけどな。でも今回は全部、やらせてくれたよ」

また彼は、ニュー・シングル「Jetstream」でシザー・シスターズのアナ・マトロニックとコラボレーションした経緯をこう明かしている。「“Jetstream”をレコーディングしたとき、俺たちは結構、満足してた。でも尊敬すべきレーベルの奴が、何かが足りない、アナならそれを補ってくれるって言い出したんだ。“何だって? シザー・シスターズ? 冗談だろ”って思ったよ。そのまま半信半疑でやり始めたら、正解だった」

ニュー・オーダーは、この夏、様々なロック・フェスティヴァルへ出演。UK/アイルランドでは、O2 ワイヤレス・フェスティヴァル、グラストンベリー、ティ・イン・ザ・パーク、オクシジェン・フェスティヴァルでパフォーマンスする予定。日本へは、Fuji Rock Festival '05で来日する。

Ako Suzuki, London
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