ピンク・フロイド、「シド・バレットに捧ぐ」

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週末行なわれた<ライヴ8>で、24年ぶりにロジャー・ウォータース、デイヴィッド・ギルモア、ニック・メイソン、リック・ライトの4人で再結成したピンク・フロイドは、名曲「Wish You Were Here」を60年代にバンドを脱退した初代リーダー、シド・バレットに捧ぐと話した。

ウォータースは「またこの3人とプレイできるのは素晴らしい。この曲はこの場にいることの出来なかった人々、とくにシドに捧げます」と語り、「Wish You Were Here」のパフォーマンスをスタートした。

バンドのショウが始まる前、メイソンはBBCテレビのインタヴューで「20年ぶりの再会に涙はあったのか?」と質問され「涙はないよ、英国人だからね」とクールな返答をしている。「これが新しいピンク・フロイドの幕開けなのか」との質問にも「わからない」と答えたが、4人一緒のパフォーマンスは24年ぶりとは思えないほど息がぴったり。笑顔を浮かべ楽しそうにパフォーマンスするウォータースや、4人のメンバーが肩をくみながら観客の声援に応えた姿をこれで見納めにしたくないと願うファンは多いはずだ。

この日、出演したアーティストはそれぞれ5~15分パフォーマンスしただけだが、ピンク・フロイドは25分間演奏。同イベントのハイライトの1つとなった。

Ako Suzuki, London
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