ボブ・ディラン、自ら筆をとった自叙伝を日本でも出版

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フォークシンガーの帝王であるボブ・ディランの自叙伝『ボブ・ディラン自伝』が日本でも発売された。これはゴーストライターを使わず、正真正銘、ディラン自らがタイプを打って原稿を書いたという。全米では昨秋の発売以来、50万部超を売り上げている大ヒット作品の翻訳だ。

内容は、60年代初頭にニューヨークに出てきてコロンビアと契約するところから始まる。そして生い立ち、バイク事故とウッドストックの隠遁生活、「新しい夜明け」や最高傑作「オー・マーシー」ができるまでの過程とレコーディング風景、恋人スージーとの出会いなど、彼自身の体験が綴られている。また、私生活やそこで起こった出来事に対する感情、当時の社会情勢に対する彼の思いもこと細かに書かれている。

謎に満ちた私生活や詩人というレッテルの下に隠された素顔があからさまになっており、人間ボブ・ディランの魅力が垣間見えると同時に、やはり詩人にしか書けない文章のレトリックや詩的表現を随所に見つけることができる。今回発売されたのは、第1巻ということで、第3巻まで続くとのこと。ディラン自身によってどういう事柄がどのように語られるのか非常に興味深い。

書名:『ボブ・ディラン自伝』(原題:Chronicles Vol.1)
著者:ボブ・ディラン
訳者:菅野ヘッケル
体裁:四六判・上製 368ページ
本体価格:1,800円

●購入は全国書店または、SBPストア(http://store.sbpnet.jp/bm_detail.asp?sku=4797330708)にて。

また、この『ボブ・ディラン自伝』を3名様にプレゼント。締め切りは7月31日。応募はコチラから。
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