<MTWB2005>絶妙なハーモニーを夕闇に響き渡らせたCHEMISTRY

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<MEET THE WORLD BEAT 2005>、トリを務めるCHEMISTRYが午後7時を少し回った頃に登場。大きな歓声に迎えられて、大ヒット・ナンバー「Point of No Return」でスタートした。温もりのある伸びやかな川畑要の歌声と、ハリのある艶やかな堂珍嘉邦の歌声が作り出す絶妙なハーモニーが夕闇の中に響き渡る。

「初登場にしてトリということで…」(堂珍)、「はい、そうですね」(川畑)と、緊張からなのかキャラなのか、決して饒舌ではないMCと洗練されたヴォーカルとのギャップが微笑ましい二人。そして軽快なミディアム・ナンバー「So in Vain」に続き、THE POLICEの「Every Breath You Take」(邦題:見つめていたい)をカヴァー。それぞれの声質の特徴が活きたソロ・パートと、アウトロでの二声のハモリの応酬は素晴らしかった。さらに、サントリーウィスキー角瓶のCMソングとしてオンエアされていた「Change The World」(Eric Clapton)を披露。2曲続けてのカヴァー曲ながらも、そこはしっかりとCHEMISTRYの個性と魅力を注ぎ込んだ、オリジナルの普遍性に勝るとも劣らない名演であった。

そしてライヴはいよいよ佳境に突入。トロットロのラヴ・バラード「You Go Your Way」でオーディエンスをたっぷり酔わせた後、最新シングル「Wings of Words」、突き抜ける高音域が爽快なアッパー・チューン「キミがいる」と、シングル曲を続けて3曲披露し、大団円を迎えた。

写真●田浦 薫

セット・リスト@<MEET THE WORLD BEAT>2005.7.24
1:Point of No Return
2:So in Vain
3:Every Breath You Take
4:Change The World
5:You Go Your Way
6:Wings of Words
7:キミがいる

BARKS夏フェス特集2005
https://www.barks.jp/feature/?id=1000010016

MEET THE WORLD BEAT 2005 特集
https://www.barks.jp/feature/?id=1000010279
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