究極のグラムバンド、スーパーグルーピーズが来日!

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素顔が分からないほどの濃密な化粧、スパンコールだらけの衣装。ハデでどぎつい外見と人を食ったような物腰。いま世界で一番グラマラスなロックンロールバンドが登場。その名もスーパーグルーピーズ。2001年にスウェーデンで、ヴォーカルのキムを中心に結成された。ビートルズやローリング・ストーンズ、キッスやアバなど、60~70年代の音楽が持っているクラシカルな要素と、70~80年代のグラム・ロックが持っていた華々しさをミックスしたロックンロールバンドだ。

6/22に日本でもリリースされたアルバム『スーパーグルーピーズ』は、キムの意図どおりの出来で、そのきらびやかな音とクラシカルなフレーバーが話題になった。その勢いで10/5に来日公演が決定。若手バンドがしのぎを削る<ニューブラッド>の第30回として、東京・原宿アストロホールに登場する。また、来日記念盤として、デビューアルバムのジャケットを変更したバージョンが登場。ボーナストラックとして1曲が追加されているので、ファンにはオススメ。

さて、リーダーでもあるヴォーカリストのキムにメールインタビューを敢行した。来日前の予習として、スーパーグルーピーズのことを知っておいてほしい。

──まずはこれまでのキャリアを教えて。

キム:俺がギターを始めたのは10代前半の頃だったな。クラシック・ギターのレッスンを受けるのと合わせて、ロックンロールのレコードを聴いてプレイの仕方を吸収していったよ。それから学校で友達とバンドを組むようになって、それからいくつかのバンドでギターをプレイして、そのうち曲を書きデモをレコーディングするようになったんだ。いま俺はスーパーグルーピーズでシンガーをやっているわけだけど、それはバンド結成する際にシンガーを探していて、見付けられなかったんだ。で、結局それは諦めて自分自身でトライすることになったんだ。元々シンガーになることに興味はなかったんだよ。スーパーグルーピーズ以前はバックグラウンド・ヴォーカルをやっていたくらいで、リード・シンガーになるにはシャイすぎたんだよ、以前の俺は!

──どんな音楽を聴いて育ってきたの?一番影響されたと思うミュージシャンは?

キム:60-70年代の、クラシカルなポップ、そしてロックのアーティストだよ。最も影響を受けたのは、ザ・ビートルズとキッスだね。

──自分の人生をロックに賭けようと思ったのはどういう瞬間だった?

キム:14歳の頃かな、ギターを弾き始めて、その時に俺の興味はロックンロールに一気に持って行かれたんだ。

──メロディ作りで一番のきっかけになることは?

キム:愛、そして幸福!

──どんなポップスターを目指してる?

キム:俺は常に聴き手を感激させていきたいんだ、だからグレイトな曲を書き続けるよ!良いメロディーを書き、アレンジしていくことが俺を駆り立てていくのさ。

──レコーディングのエピソードを教えて。

キム:ベーシストのマイケルのアンプが火だるまになったんだ!あれはワイルドな場面だったね(笑)。アンプを長い間こき使ってたんだよ。

──アルバムを紹介してください。

このアルバムは人生を楽しみ、世界を愛するように君たちを元気付ける15曲が入っているよ!スウィートなポップ、グレートなメロディー。生っぽいパワーとロックンロール。愛と欲望と希望--そんな全ての要素が煌びやかでグラマラスなパッケージに詰まっているよ!

──音作りがラフなようでいて実に緻密に感じる。自分たちの音を作る上で心がけていることは?

キム:君の指摘は完璧だね! 曲のベーシックな部分をレコーディングしている時、僕らは曲をゴチャゴチャにするのではなくて、クリーンでシンプルな、まるでライヴでプレイしているような荒々しいフィーリングを封じ込めたかったんだ。それから僕らはバックグラウンド・ヴォーカルやパーカッション、細かいアレンジを加えていったんだよ。念入りにデリケートに、各々の曲のエッセンスをはっきりさせるためにね!

──日本のファンにメッセージを。

日本に行ってライヴをし、スーパーグルーピーズの全てをファンたちと分かち合うことが待ち切れないんだ!最高に楽しい時間を過ごそう。君たちみんなに会いたくってしょうがないよ!

●初来日公演 New Blood Vol.30
2005.10.05 (水)
会場:原宿アストロホール
開場:18:00 開演:19:00
[問]クリエイティブマン 03-5466-0777
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