諫山実生、“和”の空間でライヴ。そして新曲披露も!

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<諫山実生ワンマンLIVE!“Luna・Y・Sol~アナタとわたし~”>
2005年9月27日(火)@原宿アストロ・ホール ライヴ・レポート

諫山実生が今秋の活動の皮切りとなる久々のワンマン・ライヴを原宿アストロ・ホールで行なった。普段はスタンディング・ライヴが多い今会場には、一風変わった和なテイストの照明が天井からいくつも吊るし上げられ、ホールの片隅にはこれまた和モノ・フィーチャーで脚光を浴びているhana ouiの衣装展示・販売コーナーが照らし出されていてと、開演前から諫山の新たな発信が空間としてそこかしこに感じられる。

今回さらにパワー・アップされたサポート・ミュージシャンと共に諫山実生が登場。煌びやかで、女性らしく、そして和の装飾が施された衣装を纏い、彼女の弾き語り「君に伝えたいこと」でライヴの幕を開ける。「朝陽の中で微笑んで」「あやとり」と続き、シンプルな編成ゆえ、冒頭から彼女の歌声に引き付けられる。改めて唯一無二な存在感に気付かされる。

そして中盤ではステージ脇に用意されたソファーに腰掛けてトーク・コーナーにチャレンジ。MCは苦手と言いながらも、古き良き日本文化を再認識し、表現者として触発されている事などを語り、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」をポエトリー・リーディング的に披露。さらに「竹田の子守唄」のカヴァーでは彼女の歌声で会場全体をやさしく包み込む。

後半では「月のワルツ」「サハラの誘惑」「手紙」といった思い入れの強いシングル楽曲を演奏して本編は終了。

アンコールでは最近彼女のブームと呼ぶには深すぎる韓流ネタから「最初から今まで」をカヴァー。そして韓国アーティスト、イ・ソウンが諫山の曲「ふたり」をカヴァーリリースしたことをキッカケに、ここでは自らハングル語で「ふたり」をセルフ・カヴァー。

そして今回のライヴの最後には、11月30日にリリース予定の新曲「スピカ」を初ライブ披露。ホールの天井からは星空を思わせる電飾に照らされ、乙女座と獅子座の織り成すラヴ・ストーリーを壮大に歌い上げる新曲がエンディングとなる。

新たなスタートを彼女の強い意志で歩き出したことをライヴ空間全体として感じさせる一夜となった。

■シングル情報
10thシングル「スピカ」
TOCT-4935 \1,050(tax in)
2005年11月30日発売
ABC/テレビ朝日系列全国27局ネット「朝だ! 生です 旅サラダ」エンディングテーマ(10/1~)
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