斎藤 誠、アコースティック・ギターでの長い旅の終結

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11月3日、斎藤 誠がデビュー20周年を迎えた2年前からスタートした旅の序章が、遂に横浜赤レンガ倉庫第一号館ホールで終結した。斎藤は今までアコースティック・ギターの名器“マーティン”で弾き語りを続けたライヴを行なってきたのだが、この日のために、スペシャル・アコースティック・バンドを結成し、私たちの前に現われた。

ステージは、来日したマーティン社のCEO、クリス・マーティン4世のオープニング・コールに始まり、「横浜」「SMILE and SLEEP」などオリジナル曲、会場で先行発売された写真集付きCDのための書き下ろしの新曲「きらめきの街へ」などを全16曲を披露した。

この2年にわたるツアーは、マーティンクラブジャパン(黒澤楽器)と、斎藤がともに歩んできたもので、17都市、20ステージをこなした。170年余のマーティン・ギターの歴史に息づく誇りと情熱は、ツアータイトル“リバース(Rebirth)”の名のもと、メイド・イン・ジャパンの音楽とステージ、そして斎藤 誠というアーティストとのコラボレーションによって、じわじわと日本全国に広がりはじめたといって過言ではないだろう。

この日、スペシャル・ゲストとして元ポール・マッカートニー&ウィングスのギタリスト、ローレンス・ジュバーが参加。ジュパーが参加した経緯は、斎藤がマーティン製ローレンス・ジュバー・モデルのギターに一目惚れしたことからだそうだ。そこで斎藤は今年の2月にはペンシルバニア州ナザレスにあるマーティン本社を訪ね、それをベースに「ロックな感じ」のするギターをオーダーメイドし、今回の横浜で初のお披露目となったわけだ。そのジュバーと「While My Guitar Gently Weeps」「MY LOVE」を共演。トークセッションでは、ジュバーがポール・マッカートニー&ウィングスに参加するきっかけとなったオーディションの話や、1980年の来日が入国直前で実現しなかったときの心情をインタビューするなど、斎藤のユーモアあふれてハートフルなステージで、観客を大いに沸かせた。デビュー四半世紀に向けて、円熟期を迎える斎藤の“音楽と人”を結ぶ次なる旅へのプロローグを予感させる一夜でもあった。

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