ジャミロクワイ、大盛況のジャパンツアー、武道館レポ!

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今年6月、4年ぶりとなる新作『ダイナマイト』をリリースしたジャミロクワイ。前作『ファンク・オデッセイ』を携えての2002年の2度に渡るツアーもいずれも大盛り上がりだった彼ら。そんなジャミロクワイが、世界中でヒットした新作『ダイナマイト』を引っさげ、ジャパン・ツアーを行なった。その、11/15(火)日本武道館公演の模様をレポートする。

ライヴはほぼ定刻通りにスタート。フロントマンのジェイ・ケイは、新作『ダイナマイト』のアートワークでお馴染みの、数本の剣のような飾りがついたユニークな帽子をかぶって登場! 過去には国内でミリオンを超えたアルバムを2枚持つなど輝かしいキャリアと人気を誇る彼らだけに、武道館中から大歓声が湧き上がる。

ライヴが『シンクロナイズド』(1999年)からのアゲアゲなナンバー「CANNED HEAT」でスタートすると、もう武道館中が総立ちで音楽に合わせて揺れ、まるでディスコのようだ。総立ちのアリーナに、1F、2Fスタンドにもぎっしりのオーディエンスは、衰えない人気を肌で感じさせる。

新作『ダイナマイト』では、これまでのシンセサイザー中心からギター中心に曲作りの方法を変えたというが、今回のステージもまるでロックバンドのコンサートのような、音圧が高いバンド・サウンド。ギター、ベース、ドラムに加え、3人の女性コーラス、そして、パーカッションとキーボードというフル編成で、演奏面でも楽しませてくれる。CD作品は打ち込み的なイメージが強い彼らだが、ライヴはまた別物で、生演奏ならではのオーガニックなグルーヴが楽しめた。

素晴らしいバンドの演奏に加え、ジェイ・ケイのヴォーカルも抜群で、彼自身も非常に楽しみながら歌っているように見えた。そんな雰囲気の中、当然オーディエンスのテンションも高く、とくに前作からの大ヒットナンバー「LITTLE L」では、原曲のアレンジ通りに、武道館のアリーナから2Fスタンドまで、バッチリのタイミングでクラッピングを決めるなど、ステージ、そしてオーディエンス同士も一体となってライヴを楽しんでいた。

プロフェッショナルなステージ、それを盛り上げるオーディエンスと、最高のエンターテインメント・ショウが味わえた一夜だった。

Photo/(C)MITCH IKEDA

<DYNAMITE TOUR>
2005/11/15 Tokyo, Budokan

[SET LIST]
CANNED HEAT
SPACE COWBOY
COSMIC GIRL
REVOLUTION
LITTLE L
SEVEN DAYS IN SUNNY JUNE
HIGH TIMES
YOU GIVE ME SOMETHING
LOVE BLIND
USE THE FORCE
BLACK CAPRICORN DAY
LOVE FOOLOSOPHY
TIME WON’T WAIT
ALRIGHT

【Encore】
DEEPER UNDERGROUND
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