マッカートニー、中国ではパフォーマンスしない

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動物が虐殺されている映像に憤慨したポール・マッカートニーが、中国ではパフォーマンスしないと宣言した。同国広州の市場で毛皮を剥ぐため犬や猫が虐待死される映像を見た彼は、ファンにも中国に抗議するよう呼びかけている。

映像は、動物愛護協会People For The Ethical Treatment For Animalsによって内密に撮影されたもの。マッカートニーはこう話している。「野蛮だ。暗黒時代のようだ。アパルトヘイトを支援する国へ行かないのと同じように、もう中国でプレイしようとは夢にも思わない。最低だ。人類の法則にそむいてる。中国は次のオリンピック開催地だから、モダンな世界へ仲間入りしたと考えている人もいるだろう。でも実際は、こんなことが行なわれてるんだ」

一方、ロンドンにある中国大使館はこの映像を“やらせ”だと非難。「マッカートニー氏は、アメリカやヨーロッパのファッション市場で取り扱われている毛皮をボイコットすべきだ」とコメントしている。

この映像を含めた特別レポートは月曜日(11月28日)BBCのニュース番組『Six O'clock News』で放映された。28分の映像の中には残酷すぎて放送できないシーンもあったという。

Ako Suzuki, London
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