ギルモア「ピンク・フロイドは、終わった」

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昨年の<Live 8>以来、さらなる再結成が望まれているピンク・フロイドだが、残念ながらデヴィッド・ギルモアは「バンドは終わった」と宣言した。最近、ピンク・フロイドが年内にロイヤル・アルバート・ホールでコンサートを行なうとの噂が流れたが、ギルモアはこれをきっぱり否定している。

ギルモアは、イタリアの新聞『La Repubblica』のインタヴューでこう話した。「バンド? 終わったよ。再結成したのは、正当な理由があったから、関係を好転したかったから、そして後悔したくなかったから、それだけだ。もう、十分だよ。僕は60だ。もう、あんまり働きたくないね。(バンドは)僕の人生にとって大きな存在だった。ものすごく満足してる。でも、もう十分だ。いまは自分1人で活動するほうが、楽なんだ」

ギルモアはまた、再結成をためらうのは、バンド・メイト、ロジャー・ウォータースとの不仲が原因ではないとも付け加えた。「ロジャーとのことはお門違いだよ。彼がいてもいなくても、ピンク・フロイドを続けたいとは思わない。いまの人生に満足してるんだ。ピンク・フロイドというプロジェクトはでかすぎるよ。バンドとして動くと、何もかもがでかくなる。期待も大きければ、プレッシャーも大きい。100のコンサートをやってくれって言われたんだよ。でも、いまの生活に満足してるからね。素晴らしい体験だったけど、またやる気にはなれないよ」

ギルモアは来月、約22年ぶりとなるソロ・アルバム『On An Island』をリリースする(日本発売3月24日)。

Ako Suzuki, London
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