モリッシー、FBIと公安から尋問

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率直な発言で有名なモリッシーだが、公けにブッシュ大統領を批判したことでFBIや英国の公安から尋問を受けたことがあるという。辛らつなコメントから“危険人物”と疑われたようだ。

モリッシーは『NME』誌のインタヴューでこう明かした。「FBIとスペシャル・ブランチ(ロンドン警視庁の公安課)から取調べを受けたことがある。尋問され、それをテープに録られた。俺が政府を脅かす存在かどうか、判断したかったんだろ。でも、そうじゃないってことを確信させるのに、それほど時間はかからなかったよ。俺は、どっかの政治団体に属してるわけじゃないからね。公けに(政治)活動してるわけじゃないしさ」

無事に疑いの晴れたモリッシーだが、この出来事でアメリカも英国も民主的な社会ではないと実感したという。「英国もアメリカも民主社会とは言えないよ。自分の意見を言えば、取調べられるんだからね」

モリッシーは'04年の米大統領選挙で、ブッシュ大統領に投票したら「アメリカは神経症で戦争に取り付かれた国になる」と発言。同年行なわれたアイルランド公演では、レーガン(元大統領)の死に触れ「ブッシュだったらよかったのに」と話した。

モリッシーは4月、ニュー・アルバム『Ringleader Of The Toromentors』をリリースする(日本発売4月5日)。

Ako Suzuki, London
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