グレアム・コクソン「ブラントは口説き上手、俺は負け犬」

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6枚目のソロ・アルバム『Love Travels At Illegal Speed』をリリースした元ブラーのギタリスト、グレアム・コクソンが、ジェームス・ブラントと自分の音楽の違いについて語った。コクソンは「ブラントは怒ってないし、冷静。俺の歌には負け犬の要素がある」と分析している。

コクソンは、もし自分の曲がチャート入りしたら嬉しいに違いないが、ブラントのように成功するとは考えていないとBBCのインタヴューで話した。「ブランティ? 彼の音楽にはユーモアもなければ、深みもないだろ。花贈るときにくっつけるカードに書くような内容だ。彼は怒っちゃいないし、多分、冷静沈着なんだろうな。俺のアルバムには、人間の、特に男の汚い部分がいっぱい詰まってる。ユーモアなしじゃ語れない悲壮感がいっぱいだ。多分、ブランティは俺より健全なんだよ。俺はストレートに真面目な話をするのは恥ずかしいって思っちゃうんだ。奴は女を口説くのも上手いんだろうな。俺は違う。負け犬について書いた曲ばかりだろ」

またコクソンは、アルコール問題を克服し「小さな奇跡が起こった」とも話している。「頭がすっきりしてるし、健康になった。中毒を克服すれば、小さな奇跡が起きるって保証するよ。昔以上に音楽に集中できるようになった。パブに行きたいって思わずに、仕事ができるようになったよ」

コクソンの新作『Love Travels At Illegal Speed』は、3月8日に日本で発売された。

Ako Suzuki, London
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