宮崎監督も大絶賛! スタジオジブリ最新作『ゲド戦記』の挿入歌を歌う手嶌葵がタワレコに登場!

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2006年7月29日から公開となるスタジオジブリ長編アニメーション映画『ゲド戦記』挿入歌「テルーの唄」のCD発売記念記者会見が、5日にタワーレコード渋谷店 BF1 STAGE ONEにて行なわれた。当日の渋谷店は、入口と1Fフロアに『ゲド戦記』に関するオブジェや巨大な竜の頭が飾られ、『ゲド戦記』一色となった。

『指輪物語』『ナルニア国物語』とならび称されるファンタジー文学の傑作『ゲド戦記』に宮崎駿監督の長男、宮崎吾朗が挑んだ。スタジオジブリ最新作『ゲド戦記』は、宮崎吾朗が初監督を務める作品となる。原作は、米国の女性作家アーシュラ・K.ル=グウィン。1968年から2001年にかけて6巻が出版され、今では世界19ヶ国で翻訳出版されている。日本でも1976年に第1巻『影との戦い』が出版され、現在シリーズの合計部数は100万部を超える人気作品だ。

物語は多島海世界“アースシー”が舞台。西海域の果てに棲む竜が、突如、人間の世界である東海域に現われ、世界の均衡を崩していく。世界の均衡を崩す者の正体をつきとめるため、大賢人ゲド(声:菅原文太)と心に闇を持つ王子アレン(声:岡田准一)は旅に出るが、途中で顔に火傷の痕の残る少女、テルーと運命的な出逢いを果たす。

今回の記者会見では、公の場に初めて登場する宮崎吾朗監督と、ヒロイン“テルー”の声に抜擢され、今作の挿入歌「テルーの唄」を6月7日にCDリリースする新人、手嶌葵(てしまあおい)、そして数々のスタジオジブリ作品を手掛ける敏腕プロデューサー鈴木敏夫の3人が姿を見せた。記者会見は、緊張気味の手嶌をリラックスさせるかのように、鈴木氏が軽快なトークでリード。宮崎監督、鈴木氏ともに「初めて彼女の歌声を聴いたときに、鳥肌が立つほどの衝撃を受けてすっかり惚れ込んでしまった」のが彼女に挿入歌を歌ってもらうきっかけとなった。ヒロインの声に採用することについては、鈴木氏曰く「正直迷いもあった」のだそう。しかし、「勢いのある作品にしたいという当初の思いから」抜擢された。

そして「なぜ今回監督を引き受けたのか?」という質問に宮崎監督は、「『ゲド戦記』だったから引き受けた。迷いもしたが、最終的に自分なりの『ゲド戦記』の世界を作りたいという気持ちが強かった」とコメント。「思ったとおりの世界になりましたか?」という質問には、「思った以上のものができた」と自信を覗かせた。さらに『ゲド戦記』の監督を務めることについて、「本当にやる気はあるのか?」と父親である宮崎駿氏に2度聞かれ、大ゲンカとなり、それから口を利いていない、なんていうことも明かした。

ヒロイン“テルー”の声に抜擢された手嶌は、「小さい頃からスタジオジブリの作品は大好きでよく観ていた。(声優として)出演することができてうれしい」「「テルーの唄」を聴いて、この映画を観たいと思ってもらえたらうれしいです」と緊張の面持ちでコメント。また、テルーの役を務めた感想を訊かれると、「難しかった。でも監督が丁寧に感情の入れ方を教えてくれたので、最後までできた。言葉に感情を入れることはとても大切だと感じました」と真剣な眼差しで答えた。

物語の中で重要な意味を持つ挿入歌「テルーの唄」は、初々しくてやさしい手嶌の歌声が、聴くものの心と体を包み込むような楽曲。シンプルなメロディと壮大なサウンドで、幻想的に仕上げている。宮崎吾朗監督自ら手掛けた、心の闇を感じる詞にも注目の作品だ。CDジャケットは通常盤が黒ジャケット、タワーレコード渋谷店で発売されるCDのみ白ジャケット仕様となる。

また同曲は、6月7日よりヤマハのオンラインミュージックストア MySoundでも配信をスタート。監督とプロデューサーが惚れ込んだという歌声を、いち早くチェックしよう。

▼購入はこちら


『ゲド戦記』公式情報サイト
http://www.ghibli.jp/ged/
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