ザ・フー、ウェブキャストをめぐって対立

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ヨーロッパ・ツアーの模様をウェブで公開するとしていたザ・フーだが、フロントマンのロジャー・ダルトリーとギタリストのピート・タウンゼントの間で意見の相違があり、放送を中止することになった。ライヴ映像は10ドルで観ることができ、その収益金をチャリティに寄付する計画だった。しかしながらダルトリーは、ウェブキャストはバンドのキャリアに貢献しないと反対したようだ。

今回のライヴ・ストリーミングの考案者タウンゼントは、自身のサイトpetetownshend.co.ukに以下のようなメッセージを掲載している。「残念ながら、もうウェブキャストはやらない」「彼(ダルトリー)は、ウェブが僕たちのキャリアに貢献しているとは思えないそうだ」

タウンゼントはまた、ダルトリーとの関係をこう表している。「ロジャーは、ザ・フーにおいて僕のパートナーだ。他の分野では、パートナーではない。僕らは愛し合ってるが、ボノとエッジのような相棒ってわけじゃない。アイディアを分かち合うわけじでもなえければ、ザ・フーや他のクリエイティヴな面で一緒に戦略を練るわけでもない」

ザ・フーは、秋に20年ぶりとなる世界ツアーをスタート。10月には24年ぶりとなるニュー・アルバムをリリースする。

Ako Suzuki, London
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