<SUMMER SONIC 06>A.F.I.、ルックスに反するピュアで真摯な一面

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アンドリュー兄貴のパーティーの後のせいか、場内の人口密度は控えめ。しかし、ゴス、パンク、ハードコアなんでもアリの、“ロック闇鍋”とも言える混沌かつエモーショナルなショウが身上のA.F.I.のステージは、オーディエンスの密度に左右されることなく、オープニングからフルスロットル。

ヘヴィなナンバーから朗々と歌い上げるバラードまで、ヴォーカル、デイヴィーの抜群のショーマン・シップが止まらない。会場の前線では、彼らに暴れさせてもらいたいと志願する鼻息の荒いオーディエンスが群がり、いい汗をかいている。その確かな演奏力はもとより、この日この場に参加できたことへの感謝を幾度となく言葉に出して伝えていたメンバーたち。その濃ゆい出で立ちとアツいパフォーマンスに反し、ピュアで真摯な一面に触れて、なんともすがすがしい感慨に浸ったステージだった。

文●菊蔵


SUMMERSONIC 06 TOKYO
2006.8.13
SONIC STAGE

1.Prelude 12_21
2.Dancing Through Sunday
3.The Leaving Song, Pt_ 2
4.Girl's Not Grey
5.Bleed Black
6.Kill Caustic
7.Summer Shudder
8.Love Like Winter
9.The Missing Frame
10.Silver and Cold
11.Totalimmortal
12.Miss Murder

◆SUMMER SONIC 06特集はこちらから
https://www.barks.jp/feature/?id=1000025892
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