<SUMMER SONIC 06>フーバスタンク、おばあちゃんがステージで!?

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前作『ザ・リーズン』で大ブレイク。今年リリースの最新作『欲望』もビルボード初登場12位をマークするなど、若手バンドの中ではアメリカのロックシーンで頭一つ抜け出しているフーバスタンク。

過去に数々の来日公演を成功させ、ライヴが評判の彼らだけに、大雨の降った直後で雨が降り続く中、アリーナの入り口には前方エリアに入ろうと並ぶ長蛇の列が途切れない。いざライヴが始まればダグラスの日系人らしい線の細い小柄な体から、これでもかというくらい激しくパワフルなヴォーカル飛び出してくる。アメリカのバンドaしい大きな音を気持ちよく奏で、理屈抜きに体が立てユレしてくる激しいドライビング・ドラムに合わせて“トベ、イチニサン COME ON!!”と客を煽ればアリーナ全体がジャンプする。

と、そんな激しいライヴ中、突然ダグラスが“僕のおばあちゃんを紹介するよ。これまでライヴを観たことがなかったんだけど、いきなり有名人だね”と、ステージ袖から日本人のおばあちゃんを紹介。感激のあまり泣いてしまったというおばあちゃんは昔の人らしい律儀な日本語で“(孫を)どうぞこれからもよろしくお願いいたします”と挨拶。豊かな感情、激しいエモーションを歌った歌詞の多い彼らだが、それを裏付けるかのように、ステージでも人間味溢れる姿を見せてくれた。これこそが、今の荒んだ世の中の中で、若者に支持される理由なのかもしれない。

文●suepyon


SUMMERSONIC 06 TOKYO
2006.8.12
MARINE STAGE

1.INTRO
2.CRAWLING IN THE DARK
3.INSIDE OF YOU
4.SAME DIRECTION
5.FIRST OF ME
6.RUNNING AWAY
7.NEVER THERE
8.IF I WERE YOU
9.BORN TO LEAD
10.REASON
11.PIECES
12.OUT OF CONTROL

◆SUMMER SONIC 06特集はこちらから
https://www.barks.jp/feature/?id=1000025892
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