トム・ヨーク、日本へは列車で行く

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環境問題に敏感なトム・ヨークは、ツアーのあり方にも疑問を抱いているようだ。地球温暖化の原因である二酸化炭素を放出する飛行機に乗りたくないヨークは、列車で日本へ行くことを考えているという。

ヨークは『The Guardian』紙にこう語っている。「ツアーやライヴは、俺にとって必要不可欠なものの1つだと思ってる。でも、それがもたらす結果は容認できない。俺たちのギグで最高のもののいくつかは、アメリカで行なわれた。そこには8万人もいたんだ。会場にたどりつくまで渋滞に巻き込まれ、5時間も6時間もエンジンを噴かせてたってわけだ。ナンセンスだよ。今のツアーのあり方は、エネルギーの無駄使いだ。このシステムを変えようって動きが何も起きなかったら、ツアーを止めることも考えなきゃな」。

ヨークは、飛行機とは別の手段で海外へ行こうと考えたが、ほかのバンド・メイトに反対されているという。「こういうこと話してると、自分がマヌケみたいに感じる。だって“俺は我慢できないから、ほかの手段を取る。船でアメリカへ行きたい”なんて言ってるんだからさ。ザ・キュアーが何年か前にやったことあるよ。ロバート・スミスが飛行機に乗るのを拒否したんだ。でも、船だって二酸化炭素は排出してるって言われたよ」。

「長距離のフライトは、間違ってるって感じるんだ。列車で日本へ行く方法を探してるところさ。シベリア横断鉄道とか何とかいうやつに惹かれてる。ちょっと、怖いけど」。

Ako Suzuki, London
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