倉木麻衣、24歳の誕生日に迎えたツアー・ファイナルで涙!

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倉木麻衣が全国ツアー<Mai Kuraki LIVE TOUR 2006 DIAMOND WAVE>のファイナル公演を、自身の24歳の誕生日でもある10月28日に、さいたまスーパーアリーナで行なった。

白いノースリーブにデニムという出で立ちで登場すると、最新アルバム『DIAMOND WAVE』の表題曲「Diamond Wave」で清々しくライヴがスタート。軽やかながらも安定感を増したヴォーカルで、「風のららら」「Kiss」などヒット・シングルを歌い上げていく。そして、「初日に間違えてしまって、ピアノの前にくると緊張します(笑)」と照れ笑いを浮かべながら、「Like a star in the night」を弾き語りで聴かせた。

途中、本人のナレーションによるヒストリー映像の上映をはさみ、再びステージに現われた倉木は純白のロングドレスをまとい、これまでに見せたことのないような大人の女性らしさを醸し出していた。そうした新たな魅力を印象付けるように新曲「白い雪」を初披露し、<記憶の棘 まだ抜けない>というフレーズを聴き手の胸に刻み付けた。




アンコールでは、いつもの“Mai K”コールに続いて、バンド・メンバーの演奏に合わせて会場全体から「Happy Birthday」の大合唱が。すると「24回目のBirth dayを迎えることができました。幸せで胸がいっぱいです。感激で頭の中が真っ白になってます(笑)」と今にも泣き出しそうな笑顔で挨拶。そして「夢をあきらめずにきて良かったなと思います。16でデビューして、学生と音楽活動を私が両立させられるのかなって不安でした。でも、皆さんから温かいメッセージをいただいて、いつも励まされてきました。どんな環境に生まれ育っても、誰にでも平等にチャンスはあると思います」と語り、希望に満ちたメッセージを綴った「chance for you」「always」を力強く歌いきった。

“今まで訪れたことのない街にも歌を届けに行こう”という想いのもと、全国35ヶ所、36公演にも及んだ今ツアー。最後に、アリーナからスタンド席の後方までに起こったウェーヴを見つめる彼女の瞳は、ダイアモンドのようにキラキラと輝いていた。18歳のときに初ライヴを経験し、以降ひとつひとつのライヴを丁寧に重ねてきた倉木麻衣の、音楽に対するひたむきさとファンへの愛情を存分に感じることができるステージだった。

文●望木綾子


■ニュー・シングル「白い雪」12月20日発売
※読売テレビ・日本テレビ系アニメ『名探偵コナン』エンディングテーマとして12月4日(月)よりオンエア

■カウントダウン・ライヴ決定!
2006年12月31日(日)パシフィコ横浜 国立大ホール

★オフィシャル・サイト http://www.mai-kuraki.com/
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