動物愛護団体がディディの洋服ブランドに抗議

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ディディのクロージング・ブランド「Sean John」が使用している毛皮の材質を偽っているとして、動物愛護団体HSUS(The Humane Society of the United States)が抗議活動を行なっていると、Vibe.comが報じている。

HSUSの調査によると、「Sean John」の一部の商品で使用している毛皮の材質で「イミテーション(偽)のウサギ毛皮」あるいは「人工毛皮」と表示されているものが、実際はタヌキの毛皮を使用していることが明らかとなった。このHSUSの調査報告によって、大手デパートのメイシーズは既に該当商品の販売を中止しており、HSUSは他の小売業者に対しても同様に販売中止などの対応を呼びかけているという。

なお、現在アメリカでは動物愛護団体などが中心となって、動物の毛皮を衣料に利用することに対する反対の声が高まっている。そして、その声に呼応して「人工毛皮」使用をアピールした毛皮製品が数多く出回っているが、実際は犬、猫、タヌキなどの毛皮が使用されているケースも多く、今回のHSUSの調査もそういった実態を暴(あば)く為に行なわれたものである。

K.Omae, LA
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