12月にリリースした4thアルバム『RADWIMPS4~おかずのごはん~』がオリコン・チャート初登場5位を記録し、瞬く間にシーンのトップへと躍り出たRADWIMPS。そんな彼らが昨年の12月に東名阪ツアー<ソナタと行く冬のツアー>を行ない、12月29日にZepp Tokyoでファイナルを飾った。(■その他の大きい写真はこちら!

「ギミギミック」でシュールに幕を開け、緊迫感のある演奏で「セツナレンサ」などハードな楽曲へと運んでいった前半。野田(Vo)がMCで“俺ら超気合入ってるから”と話したとおりに気合十分なメンバーと、チケット争奪戦を勝ち抜いた満員のファンとのガチンコ勝負。会場は1曲目からスパークして全力疾走でライヴがスタートした。

前半の前のめりな勢いから打って変わって、ライヴ中盤ではRAD特有のほんわかした楽曲へと続く。「セプテンバーさん」でのコール&レスポンスでは、野田の無茶なコールにもファンがしっかりレスポンスして会場の一体感も倍増。そして史上最高のハッピー・ソング「いいんですか?」では会場中のオーディエンスがハンズ・クラップして、PV(■「いいんですか?」のPV視聴はこちら!)を再現したような温かで幸せなムードに包まれた。

ここで一度メンバーがステージ脇へ消えたと思ったら、なんとRADWIMPS扮する髭メガネ集団“味噌汁's”が登場! 今回は唯一の持ち曲「ジェニファー山田さん」に加えて、新たに「泣きたい夜ってこんな感じ」も加えて計2曲を披露。ダンスあり、決めポーズあり、とにかくネタ満載で会場はあっちもこっちも大爆笑。しまいには彼らがステージを去るとアンコールが起こる始末だ。このままではRADWIMPSが登場できない! しかし、そんな味噌汁'sのアンコールをさえぎったのは、ギターの弾き語りで始まった「バイ・マイ・サイ」。この曲のシンプルな魅力が際立ち、会場は静まりかえってただ歌に耳を傾けた。

味噌汁'sから「4645」「ます。」「俺色スカイ」とハイ・テンションで飛ばしていった後半だが、本編最後になってチェロ奏者の四家氏が登場。ぐんとトーンを落として「バグッバイ」が始まった。ステージも含む会場の照明は全て落とされ、ステージ背後のスクリーンに暗闇の中でひたすら飛び続ける一羽の蝶が映し出された。

そしてスクリーン下に映された右から左へと流れる波のような線の光が、時折メンバーの姿をわずかに照らす。そんな演出の中、「バグッバイ」の言葉と音はくっきりと浮かびあがって、この曲が持つ奇跡的な美しさと繊細なメッセージが響き渡ると、会場中が感動で震えた。

アンコールでは、RADWIMPSの真骨頂でもある名ラヴソング「25コ目の染色体」「最大公約数」「有心論」を披露。すでに消耗しているであろうパワーが、マイナスからメーターが一回転してプラスに振り切るくらいにまで大盛り上がりとなり、2006年最後のワンマン・ライヴは幕を閉じた。

ライヴ途中のMCで野田はこう話した。“音楽の力って信じてなかった方なんで。音楽をやるようになって、音楽ってすごいんだなって、だんだんみんなに教わってきた感じです。ありがとう。”彼らのライヴはその言葉どおりで、バンドもファンも同様にその短い時間を全力で楽しんでいる。お互いが与え合って、そして満たされて、それぞれの生活へ戻っていく。そこにあるのは何かって? やっぱり愛です。ライヴ中に野田が “お前ら愛してるよー!信じてくれる?”と叫んだその言葉には一点の曇りもないに違いない。

この冷え切った時代に現れた愛の伝導師RADWIMPS。現在、チケットがかなりの高倍率で入手困難な状況ではあるが、それだけに観に行く価値大アリだ。まだ行ったことがない人は、ぜひ!

<12月29日 Zepp Tokyo セット・リスト>
1.ギミギミック
2.なんちって
3.アンチクローン
4.セツナレンサ
5.イーディーピー~飛んで火に入る夏の君~
6.遠恋
7.ヒキコモリロリン
8.指切りげんまん
9.セプテンバーさん
10.螢
11.いいんですか?
12.ジェニファー山田さん
13.泣きたい夜ってこんな感じ
14.バイ・マイ・サイ
15.4645
16.ます。
17.俺色スカイ
18.トレモロ
19.バグッバイ

<アンコール1>
1.25コ目の染色体
2.最大公約数

<アンコール2>
1.有心論


「ふたりごと」

「有心論」

「セツナレンサ」

「いいんですか?」

春に予定されているツアーなど、詳しい情報はオフィシャル・サイトへ!(http://radwimps.jp