アップルのiPodケータイこと「iPhone」について、昨日のニュースの最後にiPhoneの商標に関する懸念事項を提示した。昨日の記事を執筆した段階では、いくつかの国内ニュースで「最終合意に達したのでは」という報道がなされていたので、実は楽観視していたのだが、本日になってこの懸念が現実のものとなってしまった。

カルフォルニア時間で2007年1月10日、iPhoneの商標権を有しているシスコシステムズは、アップルを商標権侵害でアメリカ合衆国地方裁判所に提訴した。

シスコシステムズのマーク・チャンドラー上席副社長は「シスコの持つ“iPhone”の名前をアップルが使えるように、シスコは誠意を持ってアップルと交渉を続けてきた」「アップルの新しい携帯電話(昨日発表された、いわゆるiPhone)が、実にエキサイティングな製品なのは疑う余地もない。だがしかし、我々の許可なく我々の商標を使ってはいけない」と声明を発表している。

シスコシステムズは2000年に、これまでiPhoneの商標を持っていたインフォギアを買収して商標を獲得。その後、シスコシステムズのコンシューマー向けブランドのリンクシスを通じて“iPhone”製品を発売してきた。

この事態がどのようになるのかは誰にも予想できないが、このiPodケータイを我々の手元に早く届けてくれるような解決を願うばかりだ。

なお、iPhone問題とはまったく関係ないのだが、アップルを訴えたというシスコシステムズのリリースは、比較的簡単な英語が使われているので、この記事を目にした中高生は一度読んでみてはいかがだろうか。英語の力試しで。


■そのリリースはこちら!(シスコシステムズ・英文)
http://newsroom.cisco.com/dlls/2007/corp_011007.html?CMP=ILC-001