今年は再結成ブームになるかもしれない。大小問わずさまざまなバンドの再結成が続々と発表され、喜ぶファンがいる一方、その動機をいぶかしがる声も上がっている。

年が明けてひと月と経たない現時点ですでに、ジェネシス、スマッシング・パンプキンズ、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、クラウデッド・ハウス、ヴァン・ヘイレン、シュガーキューブス、ジーザス・アンド・メリー・チェイン、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、ジェイムスらが何らかの形で再結成することが決まっており、ポリスの復活もほぼ間違いないといわれている。

相次ぐ再結成のニュースに『Billboard』マガジンのロンドン事務局の代表者マーク・サザーランドは、彼らの最大の動機は“金”だと推測している。「つまるとこ、金ってわけさ。ほとんどの場合、(再結成する人間は)いまやってることより昔のバンドで何かするほうが金が稼げるんだから」

確かにそれも一理あるだろう。いくら世界的なヒットがあったとしても、皆が皆その先一生困らないほどの大金を手にするわけではない。しかし、メンバー全員が十分リッチなジェネシスやポリスの動機は別のところにあるのだろうし、再活動するからといって大金が動くとは思えないバンドもいる。

いずれにせよ、再結成には賛否両論がつきもの。どのバンドも、きっかけは何であれ、やると決めた限りはファンの期待に沿うような素晴らしい復活劇を見せて欲しいものだ。

お金目当ていえば、'96年に再結成ツアーを行なったセックス・ピストルズが、その動機を「俺たちには共通の利害がある。それは金だ」と明言し、懐疑的な声を黙らせたことがある。

Ako Suzuki, London