A・モンキーズ、授賞式は欠席、オアシスのパーティーは出席

最優秀ブリティッシュ・グループ、最優秀ブリティッシュ・アルバム（『Whatever People Say I Am, That's What I'm Not』）の２部門を受賞しながら、セレモニーへ出席しなかったアークティック・モンキーズ。式へ出られない理由を「リハーサルに忙しい。ニューPVの撮影中」と説明していたものの、なぜかオアシスが開いたアフター・ショウ・パーティーには出席していた（参照：https://www.barks.jp/news/?id=1000030035）。

『The Sun』紙によると、彼らは真夜中直前に会場へ到着、明け方まで飲んだり踊ったりしていたそうだ。テレビ嫌いを公言している彼ら。言動が一致しているのはいいことだが、彼らの不在にガッカリした視聴者も多かったことだろう。

式へ出席しなかった原因ではないが、アークティック・モンキーズは賞のプレゼンターに不満があったともいわれている。その理由は英国人ならでは。サポートするサッカー・チームの相違にあったらしい。最優秀アルバムのカテゴリーでプレゼンターを務めたのは、『パトリオット・ゲーム』や『ロード・オヴ・ザ・リング』で有名な俳優ショーン・ビーン。彼はバンドと同じくシェフィールド出身だが、サポートするサッカー・チームは別。ビーンがシェフィールド・ユナイテッドの熱心なサポーターである一方、モンキーズのギタリスト、ジェイミーはシェフィールド・ウェンズデーFCの大ファンだ。ジェイミーは敵対するチームのサポーターから賞をもらうことに憤慨したと伝えられている。

授賞式を欠席したアークティック・モンキーズは、ビデオ・メッセージの中でオズの魔法使いとビレッジ・ピープルの衣装を身にまとい登場、ジェイミーはドロシー役だった。口から出る言葉は悪いが可愛らしい顔立ちの彼、ブルーのドレスに三つ編み姿はお似合いだった。

Ako Suzuki, London