エンター・シカリ「DIY精神は失いたくない」

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多くのメジャー・レーベルからの誘いを断わり、自身が設立したインディ・レーベルAmbush Realityからデビューしたエンター・シカリ。大金になびくことなく、これまでと同じようにDIYの精神を失いたくないそうだ。

フロントマンのラウ・レイノルズは『The Sun』紙のインタヴューでこう話している。「ほんとにヘンだったよ。急に全てのメジャー・レーベルが(俺たちに)興味を持ったんだ。食事に連れて行かれてチヤホヤされたよ。でも、自分たちがこれまでやってきたことを考えてみた。郵便局の中古のバンを買って、自分たちで運転しながら国中を回りギグでCDを売ってきた。で、全部のレーベルの誘いを断わったんだ。これまで同様、DIYの精神で行くことにしたのさ」

そして彼らのもう1つのスピリットは、バンド名で主張されている。「エンター・シカリっていうのはヒンドゥー語で“Enter the Hunter”って意味なんだ。外へ飛び出し、自分の欲しいものを手に入れろってことさ。それが俺らの信念だ」

エンター・シカリのデビュー・アルバム『Take To The Skies』は月曜日(3月19日)英国リリース(日本盤発売済み)。デビュー前にして2000人収容のアストリアやハマースミス・パレーをソールド・アウトにしてきた彼らだが、ファンからサインを求められると戸惑ってしまうそうだ。「“俺の? なんで俺のサインが欲しいの?”って思っちゃうよ。俺はただのロンドン・キッズだっていうのにさ」

Ako Suzuki, London
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