ビジュアル系バンドが大々的にアメリカ参入

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2007年5月25日と26日は、“ジェイロック・レボルーション”がアメリカに大きな衝撃を与える日になるだろう。“ジェイロック・レボルーション”は、元X-JAPANのYOSHIKIと、“ヴァンズ・ワープトツアー”のオーガナイザーであるケヴィン・ライマンが主催するイベントで、米ロサンゼルスにある有名なイベント会場ウィルターンで開催される(参照:http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendID=171545376)。

2日間に渡って開催される同イベントでは、日本のビジュアル系バンド総勢9組が2200人収容の会場でパフォーマンスを行なう。4月21日に一般発売が開始するチケットには申し込みが殺到することが予想されている。出演アーティストはD'espairsRay、Duel Jewel、ムック、アリス九號.、Kaggra、ヴィドール、雅 -miyavi-、メリー、ギルガメッシュの面々だ。

DuelJewelは、2002年に米テキサス州ダラスで開催されたアニメ・フェスティバル“プロジェクト・エイ-コン”で初めてのアメリカ公演を行っている。D'espairsRayとMUCCも共に海外公演の経験を持つ。アリス九號は、アニメ「吟遊黙示録」のオープニング曲とエンディング曲への起用がきっかけでインターナショナルなファン層を築いている。

日本のビジュアル系バンドの海外における人気高騰は顕著であり、この数年で特にフランス、ドイツ、フィンランドでの人気が拡大している。この現象はアメリカでも同様だ。アニメのテーマ曲やアメリカで数多く開催されているアニメ・フェスティバル(中には2万人以上が来場するイベントもある)へのバンドの露出が人気拡大の要因となっている。

今回のフェスティバルでは新進気鋭のビジュアル系バンドが主役だが、ビジュアル系のベテランでやり手ビジネスマンでもあるYOSHIKIは、自身の名前をプレス・リリースの目立つ箇所にしっかりと記載するなどして、アピールを怠っていないのが窺える。

しかしながら、YOSHIKIによるパフォーマンスは残念ながら予定されていない。ただし、どうやら彼が新たに結成するスーパーグループについて、正式に発表する企みがありそうだ。その全貌はまだ明らかではないが、元LUNA SEAのSUGIZOとGackt、そして“ジェイロック・レボルーション”で発表される4人目のメンバーと共に新ユニットを組む計画のようだ。

YOSHIKIはVIOLET UKというバンドでもここ数年に渡って活動しており、X再結成の可能性も匂わせている。また、彼と彼の弁護士は、あるハリウッド映画のサントラを手がけることも検討中であるらしい。

ビジュアル系のアメリカ征服はありえるか?もちろん今日明日には実現しない話だが、“ジェイロック・レボルーション”がアメリカ史上最大規模で、新時代の幕開けを告げるとビジュアル系イベントになることは間違いないだろう。

Hotwire
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