I'veの歌姫 第一弾 川田まみ特集INTERVIEW

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I'veの歌姫 3週連続特集

I'veの歌姫 3週連続特集 第一弾 川田まみ

■インタヴュー

──最新シングル「赤い涙/Beehive」のジャケット写真の白いドレス姿。素敵なインパクトを放つ姿に魅了されました。

川田まみ(以下、まみ):これまで打ち出してきた楽曲や詞のイメージは、“影を持った色”だったんです。衣装面でも黒系の印象が強かったので、ファンの方々も“川田まみ=クールで覚めた感じ/影を抱いた”シンガーというイメージで私をとらえることが多かったと思います。でも、普段の私って、影という姿からはほど遠い明るい性格なんですよ。白い姿のほうが素の川田まみには近いんです。だから今回の白いドレス姿は嬉しかったですね。でもこの衣装で登場しているPV「Beehive」では、相変わらずこれまでの川田まみ像どおり、挑戦的でダークでクールなイメージで登場してるんですけど(笑)。

──それは意外です。

まみ:好きなものと似合うものが必ずしも一致しないのと同じで、音楽を表現する上で“見せていきたい表情”と”素顔の自分”にギャップを覚えて戸惑った時期もありました。だから発売中の DVD『MAMI KAWADA FIRST LIVE TOUR “SEED” LIVE&LIFE vol.1』に関しても、ライブ&ドキュメンタリーDVDという形にして、普段の川田まみの姿を強調したところもありました。無理に素顔を見せる必要はないんですが、隠す必要もないですからね。活動していく中で、自然に素の川田まみが伝わればいいなという気持ちでいたんです。

──まみさんも、KOTOKOさんなどと同じ音楽集団“I've”に所属していますね。どういう経緯からI'veで活動するようになったんですか?

まみ:I'veに所属しているシンガーの島みやえい子さんが、以前からヴォーカル・スクールを開校していて、そこで歌を習っていたんです。えい子先生から「事務所のオーディションを受けてみない?」と声をかけられたことがきっかけでした。今でこそ、I'veは日本武道館でレーベル・イベントを成功させてしまうくらい大きな存在になっていますが、当初は“札幌で活躍する音楽集団が、なんかすげぇ格好いい音楽を作ってるぜ”ということで注目を集めていた時期だったんです。言ってみれば、I'veの神秘性に惹かれて所属したってことかな。

──初めてのリリースはKOTOKOさんとのスプリット。シングルですね。

まみ:2005年2月に『スターシップ・オペレイターズ』の主題歌になった「radiance」(C/WはKOTOKOの「地に還る~on the EARTH~」)をリリースしました。そして『灼眼のシャナ』のオープニング・テーマ「緋色の空」を2005年の11月にリリースして、本格的にメジャーを舞台に活動していくことになったんです。

──当初、メジャーで活動するのに戸惑いはありませんでしたか?

まみ:メジャーでやることになったときから“やるぞ!”という気持ちはあったんですが、いろんな面で変わってしまう不安はあったと思います。でも実際には、今でも札幌で暮らしながら音楽活動を続けてますし、私自身の音楽スタイルも変わらないし、タイアップの話などをきっかけに可能性をより広げていくことができたぶん、今となっては良かったなと思っています。

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