ブリトニー、新作は“楽しく気分爽快”

辛い出来事があった後、その経験を新作で吐露するアーティストも少なくないが、ブリトニー・スピーアーズの新作はそういった告白的な要素はなく、“楽しくてダンサンブル”な作品になるという。

ブリトニーとコラボしているヒップホップ・プロデューサー、“Danja”ことネイト・ヒルズがMTV.comのインタヴューで明らかにした。彼は、ブリトニーは作品が「パーソナルになる」のを避けていると話している。「“全部、話さなきゃ”はないよ。彼女は、そういうのは別のとこで対処したいって言ってる。パーソナルになるのを避けてるんだ」

シリアスで重くなるのではなく、ワイルドで思わずダンスしたくなるような作風だという。「楽しいよ。気分爽快で女性でいることを満喫してる。もし（これを聴いて）踊りたくならないっていうんなら、一体なにを聴いてるんだって感じさ」「俺のバックグラウンドはヒップホップだろ。だから当然、ヒップホップがベースになってる。でも、それだけじゃない。何でもありだ。刺激的でワイルドさ」

彼は、ブリトニーのプロとしての仕事ぶりも評価している。「仕事の面でいえば、彼女ほど自分のやるべきことを（適切に）やり遂げる人は見たことないね。“バン、バン、バン”って感じで出来上がっちゃうのさ。アーティストとして？　彼女は準備ができてるよ」

ブリトニーとネイトは、昨年の夏からセッションを始め、７～８曲をレコーディング。間もなくミキシングをスタートするという。彼とのコラボが選ばれるかはまだ決まっていないが、ニュー・アルバムからの１stシングルは９月にリリースされる予定。

'03年の『In The Zone』以来４年ぶり、５枚目のスタジオ・アルバムとなるこの作品には、ネイトのほか、Ne-Yo、ファレル・ウィリアムスらも参加しているといわれている。復帰作にふさわしい、元気いっぱいなダンス・アルバムが期待できそうだ。

Ako Suzuki, London