ゲルドフ「ライヴ・アースはただのポップ・コンサート」

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ライヴ・エイド、ライヴ・8を主催してきたボブ・ゲルドフが、地球温暖化を訴え世界8ヶ国で開催される<ライヴ・アース>について批判的なコメントを発した。ゲルドフにしてみれば「地球温暖化の問題はもう何年も前から認識されているのに、なんで今頃……」という感じらしい。

dotmusicによると、ゲルドフは最新のインタヴューでこう話したという。「ライヴ・エイドみたいだな。俺たちが主催してるって勘違いしてる人たちから、いっぱい連絡もらってる。成功することを祈ってるよ。でもなんで、彼は(ゴア元米副大統領)こんなことやるんだ? 温暖化を訴えて? みんな、もう何年も前からわかってるだろ。地球温暖化なんて、もうわかりきってんだよ」

「俺だったら、米大統領候補か議会、大企業が約束した明確な環境対策をステージで発表するんじゃない限り、こんなものやんないよ。彼らにはそういうギャランティはないんだろ。だったら、ただのポップ・大コンサートじゃないか。よくある、マドンナとかコールドプレイが出るっていうやつの1つだろ」

こういった類の何かを訴え開かれるイベントには、批判がつきもの。ライヴ・8のときは、ブラーのデーモン・アルバーンが否定的なコメントを発している。しかしデーモンのコメントも今回のゲルドフのコメントにも一理ある。

ライヴ・アース関連ニュースとして、アメリカ、イギリスに続き、オーストラリア公演のラインナップが発表された。シドニーのオージー・スタジアムで行なわれるコンサートには、クラウデッド・ハウス、ジャック・ジョンソン、ウルフマザー、ミッシー・ヒギンズポール・ケリーらが出演するそうだ。

また、マドンナが同イベントのために、ダウンロード・オンリーのスペシャル・シングル「Hey You」をリリースするといわれている。

ライヴ・アースは7月7日、オーストラリア公演をスタートに、日本、中国、南アフリカ、英国、ドイツ、ブラジルと続き、アメリカ公演で締めくくられる。日本公演(東京ドーム)のラインナップも間もなく発表される見込み。

Ako Suzuki, London
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