ノエル「ビートルズの曲を選んだのはリアム」

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ビートルズの『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』の40周年を記念しBBCラジオが行なったスペシャル・セッションで、ジョージ・ハリソン制作の「Within You Withou You」をプレイしたオアシス。ノエルは最初、ビートルズの曲をカヴァーすることに懐疑的だったそうだが、リアムは乗り気で、この曲を選んだのも彼だったそうだ。

ノエル・ギャラガーは、BBCオンラインでこう明かしている。「話が来たとき、俺はあんまりやる気がしなかったんだ。ビートルズをコピーするなんて、無意味だって思った。だって、オリジナルほどいいものなんてできっこないからな。でも、リアムがやりたいっていうならやるって答えといた。で、リアムは乗り気だったんだ。曲を選ぶって言い出したよ。“A Day In The Life”を選ぶんじゃないかって思ってたら、“Within You Without You”がいいって返ってきた。俺は“なに? あの曲には、ギターがないじゃないか!”って感じだったぜ。ヴォーカルとインドのオーケストラしかないだろ。でも奴は“頭の中で(曲が)聴こえる”とか言うからさ、“オーケー、素晴らしいな”って同意したのさ」

そして、オリジナルが制作されたアビー・ロード・スタジオで同じ器材を使用してレコーディングするというのは、ノエルのアイディアだったようだ。彼はこう続けている。「俺たち、ゴーマンだとは思ったが、アビー・ロードでやりたい、同じ器材を使ってな、じゃなきゃ興味ないって言ったんだ。器材はレニー・クラヴィッツのスタジオにあった。(BBCは)彼を説得してイギリスへ送ることを了承させたんだ」

ノエルはまた、オアシスのニュー・アルバムの制作を7月3日からスタートすることも明かしている。「曲は書いた……。だからって、ひと安心なんて思うなよ。この間のアルバムだって、出来上がるのに3年半もかかったんだからな! 今年中に終わればいいなと思ってる。そうしたら来年の夏にはツアーに出れる。でも、それは正気じゃない、希望的観測ってとこだな」

現在、BBCラジオのサイトhttp://www.bbc.co.uk/radio2/events/60sseason/documentaries/sgtpeppers.shtmlでは、週末放送された『Sgt. Pepper's 40th Anniversary』のセッション第2弾の模様を公開中。オアシスの「Within You Without You」、元リバティーンズのピート・ドハーティとカール・バラーのデュエット「A Day In The Life」、ザ・ズートンズの「Good Mornng Good Morning」などを聴くことができる。

Ako Suzuki, London
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