大塚ちひろ、デビューシングル「恋花火」インタビュー

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──「恋花火」はどんなふうに聴いてほしいですか?

大塚ちひろ(以下、ちひろ):私は性格的に、好きでも告白できなかったりとか、人にこういうことを言いたいのにうまく言えなかったりとか、そういうことがあるんです。友達にも、好きなら好きってバンバン告白しちゃう子がけっこういて、そういうのっていいなと思っていた。この歌詞は恋愛の詞にはなってますが、自分の思ったことを人に伝えるようになれたらいいな、という思いで書いたんです。だから、そういうものを感じてもらえたらうれしいです。

──「ミルクティー」は、書きためたノートをもとに書いた自己紹介の詞ですね。“ビューラーでまつ毛上げ今日も行くわ”なんかの、さりげなくリアルな表現がすごく新鮮。

ちひろ:高校生の時に初めて昼ドラの帯番組をやらせてもらって、すごく辛かったんですよ。夜中になると顔が死んでいて(笑)。だけど、ビューラーでまつ毛を上げれば目がパッチリして頑張れるかなって思った時にノートに書いたりして。そういう言葉をちょこちょこと切り出したんです。ノートがあまりにもグチャグチャなので、“どこに書いたっけな?”みたいな(笑)。でも、その時の私が感じたことは、今の私では感じないだろうから、書いておいて良かったと思います。東京に出てきた最初の頃のノートには、ほんとに悲しいことばっかりで(笑)。変わってない部分もあるけど、“今ならこう思えるのにな”という部分もあるので良しとしよう、みたいな感じですかね(笑)。

──「ミルクティー」はまさにノンフィクションの私だと。

ちひろ:はい。ただ、私、ミルクティーは飲まないんですよ(爆)。

──ええ!?(驚)

ちひろ:コーヒー派なので。でも、ミルクティーのほうが可愛いじゃないですか(笑)。自己紹介的にはなってますが、まぁすべてではないということで(笑)。

──やられました(笑)。それともう一つ、「ガラスの靴はいてないけど」というフレーズがすごく耳に残ります。ここに込めた思いは?

ちひろ:完璧じゃないんです、私。そんな私でも受け入れてほしい、ということを言いたくて。私は“東宝シンデレラ”の審査員特別賞で、シンデレラガールにはなれなかったんですね。そこですごく悔しい思いもしたし。シンデレラガールになると、本当にガラスの靴をいただけるんですよ。私はその靴がほしかったんです。でもそれがなくても頑張れるって思っていたいし、みんなも、そうじゃなくても頑張れるんだよって思ってほしいし。自分を元気にしたくて、“完璧じゃないけど大丈夫”と思えるようにしようとしたら、こういう詞になっちゃって。よっぽど悔しかったんでしょうね、実は(笑)。でも今になると、むしろあそこでもらってないから今ここまで頑張れるんだなって思えるし。神様はそういうふうにしてたんだなって思って。「ミルクティー」は、自分も落ち込んだ時に聴いて元気になれたらいいな、という気持ちで書きました。

──これからの歌手としての目標というと?

ちひろ:歌が大好きで、歌っていられることがすごく幸せ。目標というか、それで私が思っていることを表現できたらいいなと思います。お芝居もそうですが、私の演技を見て笑ったり泣いたりで何かを感じてもらえるのはすごく幸せなお仕事だなと思います。それを役ではなく、自分の気持ちを表現した歌で、“この歌を聴いて元気になった”とか思ってもらえれば、私もすごくうれしいし頑張らなきゃと思う。常にそういうことをみんなに感じてもらえばいいなと思ってます。だからたくさんの人に聴いてほしいですね。

取材・文●宮本英夫

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