チャーリー・セクストン、傑作アルバムをドロップ

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ミュージックライフを読み漁り、なけなしのお小遣いをレコードに費やした全国1000万人のロックファンの皆さま、お待たせいたしました。いやー、10年もお待たせしてしまいました。

あのチャーリー・セクストンが、ソニー・ミュージックへ移籍し、素晴らしい作品を作り上げてくれたのだ。

約10年ぶりとなるニュー・アルバムは7月18日発売の『明日への轍』。レーベル資料にある言葉は“心を強く揺さぶる音の渓谷”…うゎ、かっけーっ! いや、本当に偽りのない38歳の等身大の姿を投影した作品といえる、最高傑作の登場となりました。

当時、ボブ・ディラン、キース・リチャーズ、ロン・ウッド、デヴィッド・ボウイなどが惚れこんだ才能をもって、17歳でデビューし一世を風靡したチャーリー・セクストン。あれから20年、いい歳のとり方をしたようで、オフィシャルサイトの写真も人間味溢れる魅力的な雰囲気が漂う。そしてその音も、あまりにも美しく思わず力がわいてくるM5「Bring It Home Again」や、素晴らしいメロディと歌詞が心にグッと突き刺さるM4「Cruel And Gentle Things」など、名曲のオンパレード。日本盤のみに収録されたボーナス・トラックは1985年『Pictures For Preasure』(全米15位。シングル「Beat's So Lonely」も17位を記録)のオープニングを飾っていた「インプレスト」をピアノ一本で切々と歌うセルフカバーの新バージョンで、これまた嬉しい作品となっている。

ちなみに、『明日への轍』という邦題について、制作ディレクターから貴重な発言が届いている。

「悩みに悩んで…轍(わだち=馬者や車の車輪の跡の意)。汽車や線路ってのがアルバムに感じてたイメージで(自宅で聞こえる汽笛の音も入っている)、それが彼の生まれ故郷のオースティンの雰囲気にも通じるような、何かそういったイメージをつけたいと思って。そして、ディランの名盤『血の轍』。これに「明日へと続いていく轍…」というポジティヴなイメージでつけました。

現在、バークスでも大きく展開している洋楽翻訳選手権の参加学生にも、参考になるよいお話です。
 ⇒第四回 SII 中学・高校 洋楽翻訳選手権
 https://www.barks.jp/feature/?id=1000031863

そして、チャーリー本人から届いた、日本のファンへのメッセージを最後に!

「このアルバムを日本で聴いてもらえることになって、とても嬉しく思うよ。いろいろ経験してきて僕も成長して、この完全に偽りのない作品にたどり着いたんだ。日本のみんなはいつも真摯な姿勢で音楽を聴いてくれる。だからきっとこのアルバムをじっくり聴いてもらえば、必ず理解して気に入ってくれると思うんだ。

日本の人々はいつも親切に接してくれた。いつも優しくて、とても気を使ってくれるしとにかく会って触れ合った人はみんなとても素晴らしい人たちだったよ。他の国とは全く違う、本当に素晴らしい国民性だと思う。

だからそのお返し、というかちょっとしたお礼の気持ちも込めて、今回日本盤だけに2曲ボーナスで曲を入れたんだ。どちらも今年4月に僕一人で新たに録音したもの。特に「インプレスト」は昔からの僕のファンのみんなにとっては、とっても懐かしい曲なんじゃないかな?

いつも親切にしてくれて、温かい気持ちをありがとう。早くみんなに会える日を楽しみにしているよ」

■チャーリー・セクストン、傑作アルバムをドロップ ~写真編~
https://www.barks.jp/feature/?id=1000032875


●チャーリー・セクストン・オフィシャルサイト
http://www.sonymusic.co.jp/charliesexton
●オフィシャルサイト(海外)
http://www.charliesexton.com/
●マイスペース
http://www.myspace.com/charliesexton
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