THE SHINS、フジロックでの重厚なロック・サウンド

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フジ・ロック・フェスティヴァル2007の最終日7月29日の16時。初のフジ・ロック参戦となる、最新作『ウィンシング・ザ・ナイト・アウェイ』が全米ビルボード・チャート第2位に初登場する快挙を成し遂げたザ・シンズが、ついに登場した。

フジ・ロックとしては珍しく3日間ずっと晴れ続けていたのだが、この日のホワイト・ステージではセットチェンジの頃から雨が降り始めていた。しかしザ・シンズの演奏が始まると次第に小雨になり、更に中盤は幸いにも止んでいたのだが、後半には再び雨粒が大きくなっていく。そんなコンディションにおいても、会場はきっちりと集客していた。

▲『ウィンシング・ザ・ナイト・アウェイ』
『ウィンシング・ザ・ナイト・アウェイ』での、フレーミング・リップスを彷彿とさせるドリーミーな音とは違い、ライブでは重厚なロック・サウンドを奏でていたザ・シンズ。序盤から「AUSTRALIA」「PHANTOM LIMB」を披露し、新曲中心になるかと思いきや旧譜からの選曲も多く、更にはピンク・フロイドのカバー「BREATHE」(『狂気』収録)も披露しつつあっという間にラストのライブ定番曲「SO SAYS I」へ。

アメリカでの高い評価に比べ、日本での認知度はまだまだだが、この日集まったオーディエンスは、自然と体が動いていた。この心地よい音楽がもっともっと多くの人に届いていてほしいと思えるようなライヴだった。
MASA楢崎

1. SLEEPING LESSONS
2. AUSTRALIA
3. PAM BERRY
4. PHANTOM LIMB
5. KISSING THE LIPLESS
6. GIRL INFORM ME
7. TURN A SQURE
8. SAINT SIMON
9. GONE FOR GOOD
10. NEW SLANG
11. BREATHE
12. TURN ON ME
13. CARING IS CREEPY
14. SO SAYS I
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