徳永英明、カヴァー・アルバムで30年ぶりの快挙

ツイート
8月15日にカヴァー・アルバム『VOCALIST 3』をリリースした徳永英明。同作が8月27日付けのオリコンウィークリーチャートで1位を獲得したことがわかった。徳永がオリコン1位を獲得するのは、1991年10月14日付の「Revolution」以来、15年10ヶ月振り。また、男性ソロ・アーティストがカヴァー・アルバムで1位を獲得するのは、吉田拓郎の『ぷらいべいと』(1977年)以来、実に30年ぶりとなり、史上2人目の快挙となる。

今作は女性アーティストの名曲をカヴァーした人気シリーズの最終章となるアルバムで、2005年に第1弾の『VOCALIST』、2006年に『VOCALIST 2』を発表。どちらも40万枚を超えるセールスを記録している。同シリーズの最終章となる『VOCALIST 3』は、発売日前から連日バックオーダーが5桁を超え、すでに出荷30万枚を突破しているという。今作の発売により、累計出荷でシリーズ合計100万枚を突破したことになる。

また、『VOCALIST 3』の発売を受けて、『VOCALIST』『VOCALIST 2』もチャートに再浮上し、『VOCALIST』が18位、『VOCALIST 2』が19位にランクイン。シリーズ3作品が全てトップ20内に入るという快挙を成し遂げている。

さらに、デジタル配信でも『VOCALIST 3』が各PCキャリア(i Tunes/Listen Japan/MORA/MUSICO)の配信ランキング1位を獲得。『VOCALIST』と『VOCALIST 2』もトップ10入りを果たし、アダルト層のみならず若年層にまで注目されるなど、世代を超えたヒットとなっている。

日本の音楽シーンにおいて、カヴァー・アルバムがこれだけのセールスを記録することはきわめて異例であり、徳永の類稀なる声質や歌唱センスはもちろん、女性アーティストのカヴァーにコンセプトを絞ったことや、歌い継がれてきた名曲たちへ敬意の念を込めたサウンド・メイク等が今回のヒットに結びついた要因と言える。

今後、彼は8月末にフジテレビ系『とくダネ!』、9月1日に同系『MUSIC FAIR21』、9月2日にテレビ朝日系『題名のない音楽会21』に出演する予定。また、9月15日の市川市文化会館を皮切りに、来年にかけて約40ヵ所での全国ツアーを予定している。

◆歴代首位獲得カヴァー・アルバム一覧(オリコン調べ)
吉田拓郎 『ぷらいべいと』(1977/4/25発売)
RCサクセション 『COVERS』(1988/8/15発売)
小柳ゆき 『Koyanagi the covers PRODUCT1』(2000/5/24発売)
椎名林檎 『唄ひ手冥利~其ノ壱~』(2002/5/27発売)
竹内まりや 『Longtime Favorites』(2003/10/29発売)
TOKIO 『TOK10』(2004/9/1発売)

◆リリース情報
【初回限定盤A】(CD+DVD)UMCK-9185 ¥3,800(tax in)
【初回限定盤B】(CD+ボーナストラック)UMCK-9186 ¥3,200(tax in)
【通常盤】(CD)UMCK-1232 ¥3,000(tax in)
2007年8月15日発売

徳永英明 オフィシャル・サイト
http://www.tokunagaandtonys.com/
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス