唐突ではあるが、レディオヘッドが来週、ニュー・アルバム『In Rainbows』をリリースすることになった。完成したとの話はあったが、発表されるのは来年だと思われていただけに驚きも大きい。

また、リリース方法がレディオヘッドらしく斬新だ。バンドは前作『Hail To The Thief』('03年)でEMIとの契約を満了したが、今回はレーベルを通さず、オフィシャル・サイト(Radiohead.comから自動的にInrainbows.comへ移動する)のみで販売。そしてなんと、価格は買い手が自由に決められる“付け値”だという。

アルバムはダウンロードとディスクボックスという2つのフォーマットでリリースされるそうだ。Radiohead.comには「レディオヘッドはアルバムを完成した。いまのところ、このウェブサイトだけでの販売だ。ディスクボックス、ダウンロードのフォーマットが予約できる」とのメッセージが掲載されている。

ダウンロード版は、はやくも来週水曜日(10月10日)に入手できる。「15 Step」「Bodysnatchers」「Nude」「Weird Fishes/ Arpeggi」「All I Need」「Faust Arp」「Reckoner」「House Of Cards」「Jigsaw Falling Into Place」「Videotape」の10曲が収録されているという。

そして驚くのが、その価格。予約画面では価格の箇所が空白になっており、好きな数字を入れられるようになっている。空欄の横にある“?マーク”をクリックすると“It's Up To You(君次第)”とのこと。本当にいくらでもいいそうだ。

しかしながら、ディスクボックスのほうは価格が設定されている。40ポンド(約9,500円)で、上記のデジタル・ダウンロードができるほか、そのCDおよびヴィニール盤、さらなるニュー・トラック8曲を収録したCD2、デジタル写真、アートワーク、歌詞ノート、ハードカバーの本などが収められたセットが12月3日前後に配達されるそうだ。

どちらのフォーマットにしろ、予約した人にはメールにてユーザーネームとコードが送られてくる。それを元に10月10日以降、ダウンロードができる。

この斬新なリリース方法に関しては、さまざまな声が上がりそうだ。

Ako Suzuki, London