ヴァーヴ、過去の軋轢を乗り越えて

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来月、再結成ツアーを行なうザ・ヴァーヴが、バンドを解散に追い詰めたメンバー間の軋轢を乗り越えた経緯を話した。ザ・ヴァーヴは'89年に結成。「Bitter Sweet Symphony」「The Drugs Don't Work」などの大ヒットを生んだが、メンバー同士の確執がひどく'99年に解散した。そのサウンドは、オアシスやコールドプレイに多大な影響を与えている。

しかし10年近くが経ち、メンバーは全てを水に流したようだ。ギタリストのニック・マッケイブは『NME』誌にこう話している。「俺たち、本当によく怒ってた。でも一度、そんな諸々が頭の中で分解みたいなことされると、最初から大したことじゃなかったなって悟るのさ。それで“おい、一体何してたんだ?”って思うわけだ」

フロントマンのリチャード・アシュクロフトはこう続けている。「俺たちはソファでくつろぐためにここにいるわけじゃない。俺たちにはそれぞれ生活がある。子供がいて奥さんもいる。アルバムを作るのに、多大な犠牲を払ってるわけだ。そして俺たちにはその準備ができてる」

ザ・ヴァーヴの再結成ツアーは11月2日にグラスゴーでスタート。グラスゴー、ブラックプール、ロンドンも3都市で6公演予定されていたギグのチケットは20分で売り切れ、最近、12月にアリーナ・ツアーを行なうことを発表した。

彼らはツアーを行なうだけでなく、ニュー・アルバムもリリースする。

Ako Suzuki, London
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