80年代のスターはいま何を?

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ファッションで80'sがリバイバルしていることに関連し、英『Daily Mirror』紙が「当時のポップ・アイドルたちはいまどこに?」という特集を組んだ。80年代、UKのみならず日本でもヒットを飛ばしたバンド/アーティストたちが当時を振り返っている。

80年代前半に「New Song」や「What Is Love?」が大ヒットしたハワード・ジョーンズは現在、52歳。トレードマークだったツンツン・ヘアはなくなってしまったが、昨年シングル「Building Our Own Future」をリリース、今年はオーストラリア・ツアーを行なうなどいまでも現役で音楽活動を続けている。

彼は当時、得た名声についてこう振り返っている。「子供のときからの夢だった『Top Of The Pops』に出演したとき、自分は有名になったんだって実感したよ」「ツアーに出るとどこにでもファンが待ち構えてて、渋滞を巻き起こしてた。ファンは僕が結婚してたのを知ってた思うけどステージにはパンティが投げ込まれ続けたし、日本のファンはよく、きれいに作られた彫像を送ってくれてたもんだよ。正直言って、ちょっと怖かったなあ」ジョーンズは有名でなくなったいまのほうが「曲作りに専念できていい」と続けている。ツアーを行なうと当時のファンが子供を連れて観に来てくれるという。

デュラン・デュランとならびニュー・ロマンティックの騎手だったスパンダー・バレエのシンガー、トニー・ハドリー(47歳)も、現役ミュージシャンの1人。同じく80'sにヒットを飛ばしたゴー・ウェストやABCのメンバーとツアーを行なったり、ウェストエンドで上演中のミュージカル『シカゴ』に出演したりしている。「バンドが解散して、それまでウェンブリーでプレイしてたのが、小さなクラブに変わってしまったのは辛かったよ。でも、音楽が好きだからあきらめるつもりはなかった。一生懸命頑張ったおかげで、いまは順調だ。ビッグ・バンドで作ったアルバム『Passing Strangers』が成功し、いまでも世界中のフェスティヴァルでプレイしてる」

そして、「Too Shy」が世界中で大ヒットしたカジャグーグーのシンガー、リマール。彼は、80'sのリバイバルに乗りツアーを行なったり、リアリティTVに出演したことがあるが、不動産投資の仕事も手がけているそうだ。「カジャグーグーをクビになってソロになったけど、落ち目になったときはホント悲しかったよ。自分のこと、出来損ないのように思ったんだ。でも25年経って、これまでになくステージに立ってる。この夏は80'sのポップ・フェスティヴァルに何度か出演したよ」可愛らしいルックスが人気だった彼。ゲイだけに、48歳になってもその外見には気を使っているらしい。「来年初めに、整形手術を受けようと計画してるんだ。どうなるか、楽しみにしてて」という。

『Daily Mirror』紙によると、ファッション界では現在、肩パット入りのトップやスローガン入りのTシャツなど80'sリバイバルの流れがあるという。

Ako Suzuki, London
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