ハラフウミも急遽出演! 一夜限りのコラボライヴ

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今年で設立15周年を迎えたSPEEDSTAR RECORDSが8日、SHIBUYA-AXにてレーベル設立15周年記念ライヴ<LIVE SPEEDSTAR EXPRESS ~15歳の初体験~>を開催した。

アニバーサリー・イベントということで、この日はつじあやの×山田将司(THE BACK HORN)、Cocco×岸田繁(くるり)、UA×細野晴臣という夢のような豪華コラボレートライヴが実現。それだけにこの日のチケットは発売と同時に即日完売し、会場は1800人の観客に加え、15周年を祝いに駆けつけた大勢の関係者で溢れ返っていた。

まず、オープニングアクトとして登場したのは、同レーベルからデビューしたての新人アーティスト、369(ミロク)とCHERRY LYDER(チェリーライダー)。これからのレーベルを盛り立てていく期待の新人を、観客も温かい目で見守っていた。

続いて登場したのは、つじあやのと山田将司。柔らかな声とハスキーな声という正反対の声を持つ2人の歌声がどのように絡み合うのか想像しがたいところだったが、、意外にもその対照的な歌声がお互いの良さを引き立てるという絶妙なコンビネーションを見せていた。この日のために2人で新たに書き下ろしたという未発表の楽曲も披露し、観客を魅了した。

次のCoccoと岸田繁によるコラボライヴの前にシークレットゲストとして登場したのは、11月7日にシングル「夢を誓った木の下で」をリリースしたサザンオールスターズの原由子と風味堂によるスペシャル・ユニット“ハラフウミ”。ユニット結成の発表以来、各々のファンからライヴを求める声が多数寄せられていたが、ハラフウミとしてはテレビ出演以外は予定していなかっただけに、このイベントへの出演は非常に貴重なものとなった。

「エーデルワイス」で始まったCoccoと岸田繁のステージでは、会場の中に入れない人がでるほど混雑した状況を見たCoccoが、観客の気持ちを代弁するかのようにSPEEDSTAR RECORDSへ苦言を呈する姿に、会場からは思わず笑いが起こる場面も。観客の立場になって発言するCoccoのやさしさと、こちらの2人も未発表の楽曲を演奏するというサービスぶりに、観客も満足している様子だった。

そして最後に登場したUAと細野晴臣の2人は、細野の最新アルバム『FLYING SAUCER 1947』から、UAと共演している「YUME-MIRU YAKU-SOKU」をライヴで初披露した。どの組も素晴らしいパフォーマンスを見せた一夜限りのコラボレートライヴは、大盛況のうちに幕を閉じた。

写真:前列左からつじあやの、原由子(サザンオールスターズ)、UA、Cocco
後列左から山田将司(THE BACK HORN)、鳥口JOHNマサヤ(風味堂)、中富雄也(風味堂)、渡和久(風味堂)、細野晴臣、岸田 繁(くるり)
※写真の掲載は11月30日までとなります。
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