【Many Merry Diaries】羊たちの激白:メリーのツアー日記 霜月篇(1)東京

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11月20日、SHIBUYA-AXでのライヴを皮切りに全都道府県制覇ツアー第三幕、『Many Merry Days#3』をスタートさせたメリー。そして同時に、本日からBARKSではこのようなツアー日記の連載が開始されることになった。すべての発端は、当日の開演前、リハーサルを終えたばかりのガラと筆者との、楽屋でのこんな会話にある。

ガラ:あのー、増田さんは今回のツアー、何公演ぐらい観に来てくれるんですか?
増田:ん? それってもしかして、「東京以外も観に来い」ってこと?
ガラ:いや、あの、本当は全行程に密着してもらって、『M.E.R.R.Y.』というアルバムがツアーを通じてどう成長していくことになるのか、見届けて欲しいところなんですけど。
増田:ビクターさんの経費で旅行ができるって考えれば嬉しいけども(笑)、さすがにそれは無理。でも、これだけいろんな場所をまわることになるんだし、せっかくだからツアーの間だけでも日記をつけるようにしたらいいのに。
ガラ:あ、それいいですね! でもね、僕、意外と筆不精なんですよ。
増田:ステージ上で習字はするくせに?(笑) だったらツアー先から、毎日僕宛てにメールをください。それを原稿にまとめて、毎回BARKSでアップするっていうのはどう?
ガラ:サイコーです! やりましょう。
増田:じゃあその第1回は、この会話からのスタートということで。

▲リハーサル中のガラ。楽屋内のモニター画面で見るとこんな感じ。
というわけで、レコード会社や事務所、さらにはBARKSも知らないところで勝手に浮上した連載案が、さっそく上記の会話から24時間経たないうちにこうして現実のものとなってしまったわけである。

ただし、あらかじめ言い訳しておくと、この連載がどれだけ充実したものになり得るかは、今後、メンバーたちが僕宛てに送りつけてくるメールや写真の質と量に、とても左右されることになる。しかも、そこで、どのメンバーがマメで、どのメンバーが他力本願なのかもバレていくことになる(ので、メリーの皆さん、好感度アップのためにもマメによろしく)。

ちなみに肝心のこの夜のライヴだが、演奏クオリティにしろ、テンションにしろ、場内の一体感にしろ、“ツアー初日”というのが信じ難いほど高い次元のものだった。もちろん開幕早々、いわゆるネタバレは禁物なので、セット・リストをはじめとする詳細はご報告せずにおくが、来年5月、横浜文化体育館での公演を着地点として見据えながら始まったこのツアー、まずは快調な滑り出しをみせた、と言っていいだろう。

▲メリーならではの最新グッズ(笑)。ご近所へのお裾分けに最適。
ところでこの夜、アンコールの際にステージ上のネロとテツが、以下のような(わざとらしい)会話を繰り広げていた。

ネロ:そういえばテツさん、明日、誕生日だよね。
テツ:ありがとう。
ネロ:何か、欲しいものある?
テツ:ライヴがやりたい。
ネロ:ライヴがやりたい? じゃあ、やっちゃおうか! と、いうわけで、明日、隣の代々木第一体育館……じゃなく、SHIBUYA-BOXXでやります!

▲年内の公演スケジュールはこの通り。
(背中協力:結生)
この瞬間、場内は当然ながら騒然。急遽アナウンスされたテツのバースデイ・ライヴ@SHIBUYA-BOXXは、『Many Merry Days:M.E.R.R.Y.』と銘打たれ、今夜、7時に幕を開ける。昨夜から予約受付が開始されたチケットはもう残っていないかもしれないが、当日券の可能性に賭けてみたいあなたは、ディスクガレージ(03-5436-9700)に問い合わせてみよう。

結果、第二夜からいきなり番外編ライヴ緊急実施という急展開を見せることになった今回のツアー。SHIBUYA-BOXXで実際に何が起こったかは、おそらく明日、メンバー自身の言葉とともにお伝えできるはずだ。ガラが「えーっ。昨日の話、マジだったんですか? あんな口約束、無効ですよ」とか言い出さないかぎり。

◆【Many Merry Diaries】羊たちの激白:メリーのツアー日記 霜月篇(1)東京 ~写真編~ https://www.barks.jp/feature/?id=1000035765

増田勇一
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