【Many Merry Diaries】羊たちの激白:メリーのツアー日記 霜月篇(10)熊本

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11月29日、熊本・DRUM Be-9でのライヴを終了し、今回のツアーにおける九州での全日程をクリアしたメリー。まずは終演後の午後10時30分ちょうど、ガラからの完了報告メールが到着した。

九州シリーズ終わりました…。
やっぱり熊本は、熱かったです!
次は松山。お互いまた、濃い付き合いしましょう…。
楽しみにしてます…。
ガラ


毎度のことながら、文中に繰り返される「…。」という表現には、ライヴ後の体力消耗度の高さを感じさせられもする。なんだか溜息が聞こえてくるような…。そして10時55分、ふたたびメール着信。今度は健一からである。

▲かの丸尾末広画伯による作品がプリントされてアップ・グレードされたスピーカー。メリー自体も進化と向上あるのみ、である。
熊本ライヴ終わりました~。
若干、プレイヤーとしてのふがいなさはありましたが、
バンド的には熱いライヴになりました!
今日からスピーカーのネット張り替えました。
丸尾さんの絵です。
かなりカッコイイっすよね……!?
健一


今夜感じる不甲斐なさは、明日の進歩への第一歩。これはべつに誰かエラい人の格言ではなく、僕がとっさに考えついたものなのだが、実際、本当にそうだと思う。こういった悔しさを感じなくなってしまったら、各々の成長もバンドとしての進化も止まってしまうことになるのだろう。“九州シリーズ”を終えたあとも、彼らにはいろいろな意味で悔しさを感じて欲しいところだ。それがきっと、メリーを次のステージへと推し進めていくことになるはずだから。

▲左側の謎の帽子の紳士がビクター田中氏。そして右は結生か、健一か? 正解はおそらく次回に。
と、ちょっとシリアス・モードに陥りつつ、そろそろPCの電源を切って寝るか、と思っていた深夜3時42分。結生からのメールが届いた。日付はもうとっくに11月30日である。

夜分遅くにすみません(笑)。
今日の熊本ライヴを終え、打ち上げ中なんですけど、
最終的に残った健君とビクター田中さんと
3人で飲んでます(゜▽゜)。
しょーもない話から深い話まで、延々と続いていく事でしょう\^o^/
結生


要するにこれが“九州シリーズ”の最終場面ということになるのかもしれない。そして同時に、霜月(11月)も本日で終わり。しかし、もちろんこの連載はまだまだ終わりません。師走(12月)編もどうぞお楽しみに。次のライヴは12月1日、松山・サロンキティにて。四国の皆さん、九州に負けない熱でメリーを迎えてください!

増田勇一
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