<MTV Cool Christmas 2007>観客の心に“光”を届けた夜

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MTVのクリスマスイベント<MTV Cool Christmas 2007>が14日、パシフィコ横浜で開催された。当日のレポートが到着したのでお届けする。

すっかりクリスマスシーズンの恒例行事となった感がある<MTV Cool Christmas>。2,000人の大観衆がパシフィコ横浜の大ホールをびっしりと埋め、開演前からじんわりと高揚している空気が伝わってくる。

オープニングアクトとして高杉さと美が登場し、透明感のある歌声を聴かせてくれた後は、まず秦基博がステージに上がる。アコースティックギター1本の弾き語りスタイルで、先日ドロップした1stアルバム『コントラスト』からの楽曲を披露。この季節にぴったりな「僕らをつなぐもの」、伸びやかなハイトーンがよく映える「青い蝶」、“ほんの一瞬だけ夏を感じてほしい”と紹介しながら「鱗」を1人で演奏した後は、冨田恵一をゲストに迎えて、彼のピアノをバックにメロウな名曲「風景」を聴かせてくれた。

続いては12本のストリングスを含む豪華なバックバンドを率いて大塚愛が登場。アップリフティングな「チケット」でグッと観客を惹きつけた後に、大切な人のことを想う心情をきれいに描いたバラード「ポケット」でハートウォーミングな空気感をもたらす。MCでは「寒い!」を連発していたが、そんなシーズンだけにこの楽曲が訴えかけてくるものはひとしおだった。

■バックバンドを率いて歌う大塚 愛

ラストに登場したウィル・アイ・アムは、黒のラメ入りスーツでブリンブリンにドレスアップ。「Heatbreaker」でいきなりアゲアゲにスタートし、会場も一気にヒートアップ。続いて「She's a Star」をしっとりと聴かせた後は、「One More Chance」「I Got It from My Mama」と再びアゲアゲなナンバーを連発。短いセットながらコーラスのメンバーも含めてダンスは完璧で、彼がHIP HOPシーンの最前線で活躍している理由が垣間見えた気がした。

この日はジャンルは違えど、それぞれが非常に完成度の高いパフォーマンスを披露してくれたことで、多くのオーディエンスにとって特別な夜を演出してくれた。テーマとして掲げられていた“光”は、多くの観客の心にもきっと届いたはずだ。

文:Hidetoshi Tatsumi
写真提供:MTV JAPAN

<MTV Cool Christmas 2007>【フォトアルバム】
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