スウェーデンからまたまた新しい潮流が来る!?

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世界のポップスシーンに多くの曲を提供するとともにアーティストを数多く輩出し、いまや新しいサウンドの供給源として世界の最先端を行くスウェーデン。ここから、また新しいミュージックが生み出されようとしている。

それが、Apres-midi(アプレミディ)シリーズだ。12/19にリリースされたのが、その第二弾『アプレミディ PIANOS ~Swedish Elegance for Spice of Life』。ヒーリング・ミュージックというには、あまりにも豪華なアーティストを集めたジャズ・ピアノ・コンピだ。スウェーデンの著名なジャズ・ピアニストが一同に会し、北欧らしい繊細さと透明感、そして独自の濃度と空気感を感じさせてくれるインストアルバムなのだ。アプレミディ・シリーズの第一弾は女性ジャズヴォーカル集。そこでの独自のセレクトとその空気感に、気持ちを癒された人も多いだろう。

ジャズといえば“アメリカ”という先入観があるが、それはあくまで全体から見れば一部。アメリカと同じく長い歴史を持つヨーロピアン・ジャズの世界にも、数多くの珠玉の名曲や名演がある。そしてアメリカとは違う分化・進化を経て、独自の香りに満ちた音楽を作り上げているのが現状だ。

このアルバムでは、ラーシュ・ヤンソン、ペーター・ノーダール、マティアス・アルゴットソンといった、日本ではそれほど馴染みはないかもしれないが、スウェーデンのトップピアニストが高いクオリティの演奏を聴かせてくれるほか、日本からは西山瞳という、いまや若手でトップクラスの腕を持つアーティストも参加している。

自然に恵まれた北欧で生まれたスウェーディッシュ・ジャズは、静かなる調和を好む日本人の耳にも優しく響く。ちょっとシャレた宵のひと時に、こんな音楽でリラックスするのも良い。

●オフィシャルサイト
http://www.spiceoflife.co.jp/
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