ザ・ヴァーヴ、新作を語る

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今年リリースされるニュー・アルバムの中でも、とりわけ大きい期待が寄せられるザ・ヴァーヴの新作。'97年の『Urban Hymns』以来となる今作は、その期待通り“超大作”になりそうだ。

ベーシストのサイモン・ジョーンズは、アルバムの収録曲についてNME.COMにこう明かした。「(昨年の再結成)ギグでもやった“Sit And Wonder”、これは25分のジャム(・セッション)から生まれたものだ。それを短く編集して曲にしたんだ。初期のころから俺たちがよくやる方法だ。いい部分だけピックしてひとまとめにするんだ」

「“Rather Be”では、3コードにストリングスがループしてる。“Bitter Sweet Symphony”みたいにね。全く違うものではあるんだが……。アレンジが必要だけど、かなり強力な曲だ。ヴォーカルに負うところが大きい。最高のヴォーカル・ラインがからみ合ってるんだ。コードは変わらないのにコーラスを作り出してるのさ。リチャード(アシュクロフト/シンガー)は、そういうのの名人だからな」

アルバム全体の出来としては「リチャードの曲とジャムから誕生した曲のバランスをとってるとこだ。もし上手くバランスが取れたら、壮大な作品になるよ。疑う余地ないね」

新作は、春の終わりのリリースを予定しているという。バンドはこの夏、フェスティヴァルに引っ張りだこになるはず。その第1弾として、4月にカリフォルニアで開かれるコーチェラ・フェスティヴァルでパフォーマンスすることが発表された。この後、続々とフェス出演が追加されていくことだろう。

Ako Suzuki, London
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